アマでもできる攻め方で勝ったタイガー 優勝会見に見た圧倒的メンタル
習志野CCのコースに世界の強豪が苦戦
優勝トロフィーを掲げるタイガー・ウッズ 【Getty Images】
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開幕前、「ラフからすごくフライヤーするというのは、海外の選手は慣れない部分」と話していたのは2017年までPGAツアーを主戦場としていて海外のコースもよく知っている石川遼だ。本戦がはじまると、確かに縦の距離感が合わずグリーンを外す選手が目立っていた。
また2グリーンというのも日本独特。コリン・モリカワは開幕前「小さいグリーンはタフなので、どうなるか想像しづらい」と話した。
飛ばすことよりも大切なこと
フェアウェイキープに徹したタイガー・ウッズ。当たり前のことをしっかりこなすことで結果に結びつけた 【Getty Images】
フェアウエーキープを最優先にコースマネジメント行い、パッティングをしっかり決めて優勝を飾ったウッズ。「4日目の最終18番ホール、タイガーはフェアウエー右サイドのバンカーに届かない攻め方をしていました。つまり、飛ばすよりもコースマネジメントに徹していました」と小暮プロは振り返る。一方で、この当たり前のようなコースマネジメントが、アマチュアではできていない人が多いという。これに対し小暮プロは「ピンの位置から逆算して、攻めやすいところにティーショットを置いていくことが大事です」と簡単に実践可能な対処法を教えてくれた。
タイガー・ウッズのアイアンショット 【Getty Images】
何よりすごいのは切れないメンタル
さまざまな苦難を乗り越えて、見事なプレーを見せてきてくれたウッズ。そのメンタルはどのようになっているのか? 最後に優勝会見で彼が話した内容を紹介しておく。ウッズの真似はとてもできないが、池ぽちゃや、短いパットを外したくらいでは気持ちが切れないようにしたいものだ。
「そこ(悪い状態)から抜け出して、自分で道を切り開くことに対する満足感がある。抜け出すのが大変な時があるが、長年その方法を見つけてきた。ただ、今回は特に難しかった。2カ月前に手術をし、また復活し優勝することは簡単なことではなかったが、自分の両手を信じているし今日もそこに変わりはなかった」
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