連載:今季注目の若手フィギュアスケーターたち

世界へ羽ばたく川畑和愛 高校最後、転機のシーズンに挑む

辛仁夏
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今季のジュニアグランプリ(JGP)シリーズで結果を残し、着実と成長を見せる川畑和愛は高校3年生。進路について考えながら臨む今シーズンは、自身にとって大きな転機となりそうだ 【撮影:スリーライト】

 今季、ジュニアグランプリ(JGP)シリーズに2大会出場していずれも5位だった川畑和愛(かわばた・ともえ)は、身長158センチでスタイルもよく、キュートな華のある17歳。JGP2戦目の第5戦ポーランド大会では、ショートプログラム(SP)で自己ベストを大幅にアップさせる67.70点をマークした。昨季は全日本ジュニア選手権3位、全日本選手権では10位に入るなど、次世代のホープのひとりだ。

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コストナー選手のように記憶に残る演技を…

憧れのスケーターであるカロリーナ・コストナーに一歩でも近づくために、川畑は表現力により磨きをかけてきた 【撮影:スリーライト】

――今季オフに取り組んだことは?

 怪我をしてしまい、練習を控えていた時期があって、新しい技とかに挑戦する機会は持てなかったのですけど、怪我からリカバリーして、しっかりとシーズンに持っていけるようにリハビリをしていました。

――怪我とはどこですか?

 腰を少し痛めてしまったんですけど、いまは回復してきています。だけど、スポーツをしていると筋肉の張りやコンディションなどで、すごく状態が変わってくるので、自分でしっかりとメンテナンスできるようにしています。

――今季はどんな思いで臨みますか?

 高校3年生なので、高校という区切りの中では最後のシーズンになります。しっかりと結果を残せるシーズンにしたいです。
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著者プロフィール

 東京生まれの横浜育ち。1991年大学卒業後、東京新聞運動部に所属。スポーツ記者として取材活動を始める。テニス、フィギュアスケート、サッカーなどのオリンピック種目からニュースポーツまで幅広く取材。大学時代は初心者ながら体育会テニス部でプレー。2000年秋から1年間、韓国に語学留学。帰国後、フリーランス記者として活動の場を開拓中も、営業力がいまひとつ? 韓国語を使う仕事も始めようと思案の今日この頃。各競技の世界選手権、アジア大会など海外にも足を運ぶ。

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