連載:号砲鳴る「大学三大駅伝」

明治大・山本監督のスピード強化戦略 紫紺の誇りを胸に、ひるまず“前へ”

酒井政人
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山本佑樹監督は2017年に明治大体育会競走部の長距離コーチに就任。翌年から駅伝監督として指揮を執る 【撮影:熊谷仁男】

 箱根駅伝には1920年に開催された第1回大会から参加。7度の総合優勝を誇る古豪・明治大は今、90年代後半の学生長距離界のトップランナー・山本佑樹監督のもと、復活を目指している。今季はトラックシーズンでスピードを磨き、1万メートルの自己ベストでは昨季の箱根王者・東海大と並ぶ7名が29分00秒切りを達成。選手層の厚みが増した紫紺の集団が、箱根駅伝予選会と全日本大学駅伝に挑む。

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 古豪・明治大の復活を託されたのは日本大の元エースだった山本佑樹。日本インカレ1万メートルを2度制すなど、90年代後半の学生長距離界を沸かせたランナーだ。しかし、箱根駅伝では華々しい戦績を残すことはできなかった。1年時は予選会で日本人トップを奪うもチームは落選。2、3年時は花の2区を任されるが、最後の箱根駅伝は右脚付け根の痛みで欠場した。

 あれから20年。山本は今、日本大のグラウンドから2キロほど離れた、明治大の八幡山グラウンドに立っている。駅伝監督として明治大の“新時代”を築くために。
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著者プロフィール

酒井政人

1977年愛知県生まれ。東農大1年時に箱根駅伝10区に出場。陸上競技・ランニングを中心に取材。現在は、『月刊陸上競技』やビジネス媒体など様々なメディアで執筆中。『箱根駅伝ノート』(ベストセラーズ)など著書多数。

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