川内優輝物語 -ゴールなきマラソンマン- 第7話 ボストンの奇跡
※リンク先は外部サイトの場合があります
ボストンマラソン優勝という栄誉
4つあるニュートンヒルズの最後の坂、ハートブレイクヒルの手前に差し掛かると、沿道を埋め尽くした観客から大合唱が沸き起こった。まるで波のように押し寄せてくるその声援は、前を走っていたランナーが驚き、振り返るほど。そんな経験は長いランナー人生の中でも初めてだった――。
【(C)井上正治】
「海外のマラソンで自分のファーストネームが連呼されるなんて思ってもみなかった。しかも、前を走っていた選手が振り返るなんて漫画の1シーンみたいですよね。応援の波ができるって箱根の1区や2区とかならあったのかもしれないですが、6区しか走ったことのない私には初めての経験でした。本当に温かさと敬意を感じました」(川内)
残念ながら2度目のボストンは、2時間15分29秒の17位と連覇とはならなかった。とはいえ、前年度の優勝に傷がつくわけではない。優勝した翌年にMLBボストン・レッドソックスのホームゲームで始球式を任されたことも、チャンピオンに対するリスペクトの表れだった。それどころか、ボストンマラソンの優勝者という栄誉は生涯に渡り誇れると言ってもいい。
続きはスポーツナビ公式アプリ(無料)で読むことができます。
- アプリケーションはiPhoneとiPod touch、またはAndroidでご利用いただけます。
- Apple、Appleのロゴ、App Store、iPodのロゴ、iTunesは、米国および他国のApple Inc.の登録商標です。
- iPhone、iPod touchはApple Inc.の商標です。
- iPhone商標は、アイホン株式会社のライセンスに基づき使用されています。
- Android、Androidロゴ、Google Play、Google Playロゴは、Google Inc.の商標または登録商標です。
- 前へ
- 1
- 2
- 次へ
1/2ページ