ストライクを生む魔法「フレーミング」 捕手の評価として設定する球団も
フレーミングとは
近年、捕手に必要な能力として注目される「フレーミング」に迫っていく 【Getty Images】
今回は、昨シーズンのメジャーリーグのデータを使い、このフレーミングの秘密を探っていきたい。
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トラッキングデータでの分析
回りくどい説明になったが、具体的には「ボールゾーンに来たのに見逃しストライクを奪った」や「ストライクゾーンに来たのにボール判定された」事象が毎球分かるようになったため、これまで曖昧であった捕手のフレーミング能力を探れるようになったのである。
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チーム別フレーミングランキング
【Baseball Geeks】
「ビッグデータ・ベースボール(トラヴィス・ソーチック,桑田健 2016)」によると、現ドジャースのラッセル・マーティンは2007年からの5年間で、フレーミングにより70点の失点を防いでいたとも言われている。これは、フレーミング技術は勝敗にも関わりうる非常に重要なデータであることを裏付けている。
メジャー屈指のフレーミング技術を持つラッセル・マーティン 【Getty Images】
【Baseball Geeks】
ダイヤモンドバックスとレッズを比較すると、低めのコースや両サイドで判定に大きな差が見られており、それらのコースを上手く捕球することが改善のポイントとなるかもしれない。
【Baseball Geeks】