新潟記念を過去10年データから分析
今年もG1組上位か、それとも上がり馬か

 サマー2000シリーズの最終戦・新潟記念。例年は小倉記念を筆頭に、前走でもこのシリーズに参戦した馬が多く好走していたが、昨年は日本ダービー以来のブラストワンピースが優勝し、2着には前走大阪杯のメートルダールが入った。それを受けた今年は、前走G1出走馬が5頭登録。対してサマー2000シリーズ組は4頭の登録にとどまった。今年はどちらの組が優勢か、あるいは別路線組にも有力候補が存在するのか、過去の傾向を分析したい。データの分析には、JRA-VAN Data Lab.とTarget frontier JV、馬天楼 for データde出〜たを利用した。

人気別成績

表1
表1【画像提供:JRA-VANデータラボ】

 過去10年、1番人気の連対率40.0%はハンデ戦としてはまずまずだが、3着がなく複勝率も40.0%にとどまるのは物足りない。さらに、2〜4番人気は計【1.0.3.26】の不振。注目は5〜10番人気で、計【7.8.3.42】複勝率30.0%、単複の回収率は214%、143%をマークしている。また、11番人気以下になると連対には届いていないが、3着には4頭が食い込んでいるため、警戒は怠れない。

年齢別成績

表2
表2【画像提供:JRA-VANデータラボ】

 年齢別では、5歳と7歳に好走馬が多い。ただ、7歳馬は近5年にかぎると【1.0.2.17】。その分、4歳馬が成績を上げており、好走馬5頭中4頭はここ5年に出ている。


 また、降級制度が廃止になった今年、「3歳以上(6月以降)」の平地G3競走では、4歳馬が【9.7.6.43】複勝率33.8%を記録するのに対し、4歳以外は【7.9.10.140】同15.7%。本競走でも4歳馬への注目は欠かせず、近年の流れ通りにまずは4〜5歳馬を重視したい。

前走クラス・レース別成績(レース別はG3の好走馬輩出レースのみ)

表3
表3【画像提供:JRA-VANデータラボ】

 表3は、前走クラス・レース別の成績である。冒頭でも触れたように、好走馬数が多いのはサマー2000シリーズ組。中でも前走小倉記念出走馬が【6.2.4.31】と好走馬の3分の1以上を占め、単複の回収率は100%を突破している。一方、昨年は前走G1組のワンツーだったが、過去10年でもG1組で好走したのはこの2頭だけである。


 なお、2010年17着のアドマイヤオーラ(福島テレビOP3着→小倉記念除外)、2012年15着のセイクリッドバレー(白富士S3着→新潟大賞典取消)はそれぞれ、小倉記念と新潟大賞典を前走として集計している。

前走G1レースからの出走馬

表4
表4【画像提供:JRA-VANデータラボ】

 前走G1組の全出走馬は表4の9頭。昨年1、2着を占めた2頭と、その他の7頭の違いを探ると、芝1800〜2000mでの重賞勝ち鞍の有無が挙げられる。ブラストワンピースは3歳でキャリアわずか4戦だったが、2走前に芝1800mの毎日杯を制覇。そしてメートルダールは3走前、本競走と同距離の中日新聞杯を勝っていた。


 馬券圏外敗退馬では、2015年8着のスイートサルサが芝1800mで重賞勝ちを挙げていたが、これは小回り福島の福島牝馬Sだった。ブラストワンピースの毎日杯は阪神芝外回り、そしてメートルダールの中日新聞杯は中京と、好走した2頭はともに、本競走と同じく長い直線を持つコースで勝利していたことも共通点だ。

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