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新潟記念を過去10年データから分析
今年もG1組上位か、それとも上がり馬か

前走小倉記念出走馬の各種成績

表5
表5【画像提供:JRA-VANデータラボ】

 続いて表5は、好走馬が多い小倉記念組について、いくつか注目できるデータを拾ったものである。同レースの成績は、ひと桁人気かつ7着以内が目安。そして、好走馬全12頭は、本競走のハンデが55〜57.5キロだった(小倉記念のハンデではない点に注意)。表3にあったように、小倉記念組は全馬を買っても単複の回収率は100%を超えてくるが、この表5を参考にもうひと絞りすると、一層の好結果を期待できそうだ。

前走G3(小倉記念以外)出走馬の各種成績

表6
表6【画像提供:JRA-VANデータラボ】

 小倉記念以外の前走G3出走馬についても見てみよう。こちらは「前走5番人気以下」「今回斤量減」、そして「関西馬」は複勝率10%未満の不振だ。このうち、「前走5番人気以下」は本競走出走全馬を見ても複勝率10.9%、「今回斤量減」は同じく9.7%と良くはないが、「関西馬」は全体で【6.5.6.69】複勝率19.8%を記録し、関東馬の同17.1%を上回っていた。関西馬でも「前走が小倉記念以外のG3」だった馬は割り引きたい

前走条件戦・オープン特別からの好走馬

表7
表7【画像提供:JRA-VANデータラボ】

 最後に表7は、前走1600万条件(現3勝クラス)と、オープン特別からの好走馬計5頭。このうち1600万条件組の3頭は、前走で「新潟」か「芝2000m」のいずれかを1番人気で勝ち上がっていた。そしてオープン特別組の2頭は6歳以上のベテラン馬である。このオープン特別組について前走着順別の成績を調べると、5着以内【0.0.0.6】、6着以下【0.0.2.4】となる。前走好走馬より、凡走馬の一発を期待したいのがオープン特別組だ。

結論

 今年の登録馬でまず注目したいのはカデナだ。前走・小倉記念は6番人気で2着、そして今回のハンデは57キロと、好結果を残す小倉記念組の中でも、好走確率や単複の回収率が高いゾーンに入っている(表5)。5歳馬という点もプラス材料だ(表2)。


 小倉記念以外のG3組(表6)では、エプソムCを制したレイエンダが斤量増の関東馬。同レースで5番人気だったことは減点材料になるが、他の2項目はクリアするほか、このレースで近年安定している4歳馬(表2)なら、有力候補としてもいいだろう。


 ただ、上記2頭は恐らく上位人気。その他の組(表7)から、新潟芝2000mの3勝クラスを1番人気で勝ってきたアクートが、当日5番人気以下(表2)になるようなら、こちらを中心視する手もある。さらに穴っぽいところでは、オープン特別で掲示板外(表7)だったベテラン・6歳のクラウンディバイダを挙げておきたい。


 一方、前走G1組で表4の「芝1800〜2000mの重賞勝ち」があるのは、サトノワルキューレ(フローラS1着)1頭のみだが、牝馬は過去10年【1.0.0.21】に終わっている。牡・セン馬なら、京都芝外回り2200mの京都記念優勝があるクリンチャー、重賞未勝利ながら本競走で昨年3着のショウナンバッハあたりになるが、いずれも、各データをすんなりクリアするカデナとの比較では劣勢を否めない。今年は前走G1組よりも、G3以下の組をメインに組み立てたほうが良さそうな印象だ。


文:浅田知広(あさだ ともひろ)

1970年12月、埼玉県生まれ。立命館大学文学部中退後、夕刊紙レース部のアルバイト、競馬データベース会社を経て、現在はフリー。パソコンが広く普及する以前から、パソコン通信でデータ手入力方式の競馬予想ソフトを公開するなど、競馬のみならずPCやネットワークにも精通。その知識を活かし、Webや雑誌で競馬ライターとして活躍するかたわら、ネットワークの専門誌にも連載を持つ。

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