オリックス勢が投打で傑出、その理由は? アナリストが選ぶ月間MVP<2019年7月>

データスタジアム株式会社

パ・リーグ新人部門:高橋礼(ソフトバンク)

【データ提供:データスタジアム】

 パ・リーグの新人部門トップは、先月のWARランキング1位の高橋礼(ソフトバンク)がその座をキープした。アンダースロー独特の軌道を描くストレートが投球の6割以上を占める右腕だが、7月は月間防御率4.63と苦しんだ。本人も変化の必要性を感じているのか、30日の西武戦(メットライフ)では、それまで対左打者中心に投げていたシンカーを右打者にも多く投じており、今後は配球にも注目したいところだ。

ソフトバンク・高橋礼は2カ月連続で新人部門トップ。今後は左打者対策に注目 【写真は共同】

 2位には弓削隼人(楽天)が滑り込んだ。今月は7月30日の北海道日本ハム戦(札幌ドーム)で先発したのみだったが、この一戦で2安打完封勝利と特大のインパクトを残した。193センチの長身を生かしたストレートとカットボール中心の左腕で、前述の試合では打球の63%がゴロになるなど、打たせて取るピッチングを展開。次回の登板機会でも、持ち味を存分に発揮できるか。

セ・リーグ新人部門:上茶谷大河(DeNA)

【データ提供:データスタジアム】

 セ・リーグも6月に続いて上茶谷大河(DeNA)が1位に。リーグの投手全体でも2位のWAR1.1を稼いだ先月と比較すると貢献度はやや下がったものの、5試合の登板で2勝負けなし、防御率3.00を記録。新人王に向け、今月も着実に数字を積み上げている。

DeNA・上茶谷も2カ月連続で新人部門トップに。新人王も現実のものに近づいてきた印象だ 【写真は共同】

 後半戦好調の広島からは2位に床田寛樹、5位に4球団競合ルーキーの小園海斗がランクインした。床田は3試合の先発すべてで2失点以内に抑え、浮き沈みの激しいチームにあって安定感を披露。一方の小園は7月26日の東京ヤクルト戦(神宮)でプロ初本塁打を含む4安打、28日には2号2ランを放って大器の片りんを見せた。4連覇を狙うリーグ王者にとって、若鯉たちの活躍は欠かせないはず。8月以降のプレーにも注目だ。

(文:データスタジアム株式会社 野球アナリスト 小林展久)

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日本で唯一のスポーツデータ専門会社。 野球、サッカー、ラグビー等の試合データ分析・配信、ソフト開発などを手掛ける。

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