このランニングシューズがスゴい!2019夏 第3回 サブ3を目指す上級者向け編

スポーツナビDo

【各社提供】

 ランナーにとって、最も大切なランニングシューズ選び。カラフルでクールなデザインが多くて、シューズ選びは楽しいけれど、たくさんのモデルや機能があって、どれを選んだらいいのかわからず、目移りしてしまう人も多いはず。

 そこで、各スポーツメーカーが今、最もオススメしている“本当にスゴい”ランニングシューズ一足をチョイス。その理由を、熱く語ってもらいました!

 第3回は、市民ランナー憧れのサブ3(フルマラソンで3時間切り)を目指す上級者向けシューズを紹介します。運命の一足はこの中にある!?

ナイキ『Nike Zoom Fly Flyknit』

分厚いソールとカーボンプレートが生み出す 「足を前に押し出す」強力な推進力

Nike Zoom Fly Flyknit 【ナイキジャパン提供】

 サブ3を目指す上級者には、厚底レーシングシューズ『Nike Zoom Fly Flyknit』(ナイキ ズーム フライ フライニット)がオススメです。これは今話題の『Nike Vaporfly 4% Flyknit」(ナイキ ヴェイパーフライ 4% フライニット)』の弟分にあたる位置付けです。

 特徴は、アイコニックな分厚いソールと、そこに内蔵したカーボンファイバー製のプレートです。ソールには初心者向けシューズとしてオススメした『Nike Epic React Flyknit 2』(ナイキ エピック リアクト フライニット 2)と同じクッション素材「リアクト」が使われているので、軽くてクッション性が抜群。さらに、ソールに内蔵している、ヴェイパーフライ 4%と同じくカーボンファイバー製のプレートが反発力をもたらし、まるで足を前に押し出すような感覚が得られるのです。

 アッパーが軽くてフィット感と通気性に優れた「フライニット」になっています。ソックスのように糸を編みこんで作っているのですが、通常のフライニットよりも強度のある特殊な糸を使っているので、安定感を維持できます。

 ところで、ナイキは創業者が陸上の選手だったということもあって、私たちは常に「アスリートの声を聞きなさい」と言われ続けてきました。3人のトップランナーがサブ2の壁に挑む「Breaking2」プロジェクトにおいて、トップランナーでも30キロを超えたあたりから地面からの突き上げが厳しいと感じ、シューズにクッション性を求めていました。反発性は当然、レースシューズには備わっていて当たり前のものだったのです。

 クッション性と反発性という、両立することが無理だと思われていたことを実現するために、これまでのレーシングシューズの常識を疑うところから開発はスタート。こうして、ナイキ史上最も厚くて最も速いレーシングシューズは、アスリートの声によって誕生したのです(ナイキジャパン マーケティング担当)。

NIKE ZOOM FLY MERCURIAL FLYKNIT 【OFF-WHITE】 ナイキ ズーム フライ マーキュリアル フライニット オフ ホワイト TOTAL ORANGE/WHITE/VOLT ao2115-800
30,580円ほか

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アディダス『ADIZERO TAKUMI SEN 5』

駅伝の強豪・青山学院大学が着用する アディダス・レーシングモデル

ADIZERO TAKUMI SEN 【アディダス ジャパン提供】

 タイムを1秒でも縮めたいサブ3ランナーには、レーシングモデル『ADIZERO TAKUMI SEN 5』(アディゼロタクミセン 5)がオススメです。

 中級者編でオススメした『ADIZERO BOSTON 8』(アディゼロボストン 8)同様、アディダス シューズ クリエイションアドバイザーとして事業に携わってきた、シューズクリエーターの大森敏明氏とともに2005年に開発。日本人ランナーに最高の履き心地を提供するためにラスト(足型)「マイクロフィットラスト」を採用しているので、フィット感も抜群です。

 つま先から着地するフォアフット走法が多いスピードランナーのために、前足部に特長があります。1つ目は、クッション性と反発性を兼ね備えたミッドソール「BOOSTフォーム」を搭載。着地時の負荷と衝撃を軽減します。2つ目はアウトソールにコンチネンタル社のラバーを前足部に配置。高いグリップ力で、あらゆるコース(路面)に対応することができます。また、衝撃を吸収するとともに推進力を生みだす「EVAフォーム」も、同じく前足部から後足部にかけて使用しています。

 さらに、メッシュアッパー素材を用いているので、アディダスの他のモデルよりも通気性が高くなっています。

 すべてはアスリートがより良い結果を出すために――。アディダス創業者のアディ・ダスラーの言葉の通り、私たちはどんなにいいシューズと言われても、その評価に甘んじることなく、これからも新しいものを生み出し続けます(アディダス ジャパン・上坪靖子さん)。

アディダス(adidas)(メンズ)ランニングシューズ アディゼロタクミセン10 ピンク ID3621 スニーカー 軽量 レース用ランニング トレーニング 部活
15,250円ほか

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ニューバランス『HANZO R』

現代の名工・三村仁司氏と共同開発 トップランナーの力を最大限に引き出す

HANZO R 【ニューバランスジャパン提供】

 サブ3を本気で狙う上級ランナーのみなさんには、レーシングシューズ『HANZO R』(ハンゾー アール)を履いて、記録のさらなる更新にチャレンジしてもらいたいです。ニューバランスと現代の名工・三村仁司さんがタッグを組んで、シューズ工房M.Lab(ミムラボ)で開発しているので、履き心地は抜群。プロランナーの神野大地選手が愛用していることでも有名ですね。

 このシューズの開発コンセプトは、「ケガをしない・故障をしないで走り続けられるランニングシューズを作ること」。レースでこれまでの練習結果を遺憾なく発揮してもらうために、過剰なものは加えずに、その人の力を引き出すことを意識しました。

 サポート性と耐久性に特化したアッパーはやわらかく、足にしっかりとフィット。アッパーとソールに一体感があって、足を包み込むような感覚が得られます。

 ミッドソールは『HANZO C』(ハンゾー シー)と同じ、軽量性と反発性に優れた「レブライト」を使用していますが、厚みが違います。そして、グリップ力と反発力をより高めているアウトソールが、蹴り出しをサポートします。さらに、前足部とかかと部の高低差が少ない構造になっているので、衝撃が少ない、効率の良い走りを追求することができます。

 アスリートのために作ったこのシューズで、自信を持ってレースに臨んでください(ニューバランスジャパンの小澤真琴さん)。

ミズノ『WAVE AERO 17』

17代続く人気レーシングシューズ 特筆すべきは高い反発力とホールド感

WAVE AERO 17 【ミズノ提供】

 サブ3〜3.5のランナーには、17代続くミズノの人気レーシングシューズ『WAVE AERO 17』(ウエーブエアロ)をオススメしたいです。ランナーにヒアリングを行い、上級者が好む機能をたくさん搭載しています。

 スピードを追求するランナーのために軽量化を徹底したこのシューズにも、ソールにはミズノが独自に開発した波形プレート「ミズノウエーブ」が入っています。着地時の衝撃を吸収しつつ、走行時のブレを最小限に抑えます。また、ミッドソールには軽量でクッション性が高い素材「U4ic」(ユーフォイック)を使用。着地から蹴り出しまでの衝撃を抑え、これまで以上に軽やかな走りを実現します。

 アッパーにはフィット感と通気性を考慮して設計された「エンジニアドメッシュ」で、透け感のあるデザインを採用。さらに、上級者はしっかりとしたフィット感、ホールド感を重視する傾向にあるので、トウキャップには補強をして、外から縫い付ける形状を残すことで、フィット感、ホールド感を高めています。

 耐久度が高いこともポイントです。アウトソールに擦り減りにくい高摩耗ラバー「X10」を使っているので、トレーニングで長距離を走っても、減りが気になりません。

 このシューズのデザインコンセプトは「燃える闘志」です。これから始まる戦いを予感させる夜明け前の昇る朝日をイメージし、青色とオレンジ色でデザインしています。エリートランナーのみなさん、この「燃える闘志」をイメージしたシューズで、レースに臨んでください!(ミズノ・鈴木彩子さん)。

ミズノ ランニングシューズ ウエーブエアロ 17
7,900円ほか

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アシックス『SORTIE MAGIC RP 4』

2ピースミッドソールが実現する 優れた反発性と軽量性の両立

SORTIE MAGIC RP 4 【アシックスジャパン提供】

 スピード重視の上級者には、軽量性と反発性を高めたレーシングシューズ『SORTIE MAGIC RP 4」(ソーティ マジック アールピー)がオススメです。特に、路面を自分の足でつかんで進むような感覚を求めている方に、このシューズはマッチすると思います。

 特徴は、反発性に優れた「スピーバ」と、軽量性に優れた「ソライト」の2ピースミッドソールです。前者は衝撃をやわらげるとともに、優れた反発力を発揮する素材で、後者はシューズの軽量化を支える素材です。さらに、「トラスティック」がミッドソールの中足部を補強。ランニング時に生じやすい中足部のねじれを抑え、優れた安定性を発揮します(アシックス・牧野田玄太郎さん)。
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著者プロフィール

習慣的にスポーツをしている人やスポーツを始めようと思っている20代後半から40代前半のビジネスパーソンをメインターゲットに、スポーツを“気軽に、楽しく、続ける”ためのきっかけづくりとなる、魅力的なコンテンツを提供していきます。

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