このランニングシューズがスゴい!2019夏 第2回 サブ4を目指す中級者向け編

スポーツナビDo

【各社提供】

 ランナーにとって、最も大切なランニングシューズ選び。カラフルでクールなデザインが多くて、シューズ選びは楽しいけれど、たくさんのモデルや機能があって、どれを選んだらいいのかわからず、目移りしてしまう人も多いはず。

 そこで、各スポーツメーカーが今、最もオススメしている“本当にスゴい”ランニングシューズ一足をチョイス。その理由を、熱く語ってもらいました!

 第2回は、初心者の域を脱し、サブ4(フルマラソンで4時間切り)を目指す「中級者向け」シューズを紹介します。運命の一足はこの中にある!?

ナイキ『Nike Air Zoom Pegasus 36』

「ズーム エア クッション」で体感 衝撃吸収と弾むような履き心地

Nike Air Zoom Pegasus 36 【ナイキジャパン提供】

 中級者には、1983年にデビューしたナイキのロングセラー『Nike Air Zoom Pegasus 36』(ナイキ エア ズーム ペガサス 36)がオススメです。毎年、ランナーの意見を取り入れながらアップデートを続けてきて、今年の6月に36代目となる前述の最新モデルが発売しました。

 このシューズは、速く走りたいランナーのためのトレーニングシューズといった位置付けになります。長い距離にも短い距離にも、ジョグにもスピードトレーニングにも対応できる万能モデルです。もちろん、レース用に履くことも可能ですが、ある程度力をつけたランナーは、レース用とトレーニング用でシューズを履き分けた方がいいと思います。

 特徴は、ミッドソールに内蔵されている「ズーム エア クッション」。着地したときの衝撃を吸収するとともに、反発力にも優れているので、弾むような履き心地を体感できます。ただ、「トレーニングではしっかりと自分の足を鍛えてもらいたい」という思いから、レースでタイムを追求したい上級者向けの厚底ランニングシューズ『Nike Vaporfly 4% Flyknit』(ナイキ ヴェイパーフライ 4% フライニット)と比べると、反発力は控えめにしています。

 また、伸縮性があるメッシュ素材のアッパーは、動きやすさと快適さを損なうことなく、クッション性を保ったまま足の安定感をキープ。ホールド感が高いので、履き心地の良さもポイントです。

 安定感があって多くのランナーから信頼されているこのシューズで、思う存分トレーニングをしてください(ナイキジャパン マーケティング担当)。

ナイキ レディース ズーム ペガサス36 Nike Air Zoom Pegasus 36 ランニングシューズ Gunsmoke Oil Grey/White/Gum Brown
32,780円ほか

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アディダス『ADIZERO BOSTON 8』

トレーニングもレースもOKの万能モデル 日本人ランナーに最高のフィット感を

ADIZERO BOSTON 8 【アディダス ジャパン提供】

 トレーニングを積み重ねて、サブ3.5〜4(フルマラソンで3時間半〜4時間切り)程度をマークするようになった中級者には、今年の6月に発売される最新シューズ『ADIZERO BOSTON 8』(アディゼロボストン 8)を履いて、ステップアップを目指してください。このシューズ、中級者にはジョグなどのトレーニング用に、サブ4.5〜5(フルマラソンで4時間半〜5時間切り)程度のランナーにはレーシング用としても使える、万能型モデルです。

「ADIZERO」シリーズは、アディダス シューズ クリエイションアドバイザーとして事業に携わってきた、シューズクリエーターの大森敏明氏とともに2005年に開発。日本人ランナーに最高の履き心地を提供するためにラスト(足型)「マイクロフィットラスト」を生み出しました。

 このシューズにも、初心者向けにオススメした『ULTRABOOST 19』(ウルトラブースト ナインティーン)同様に、ミッドソールに「BOOSTフォーム」を搭載。クッション性と反発性に優れたBOOSTフォームの上に、前モデルより増量した軽量なEVAフォームを重ねたエナジーレイルによって、クッショニングが向上し、エネルギーロスを抑え、安定感のある走りをサポートします。

 アウトソールには、自動車のタイヤゴムメーカー・コンチネンタル社のラバーを使用。グリップ力を誇るので、あらゆるコース(路面)に対応することができます。また、アッパーには、耐久性と通気性の高さが特徴の「エンジニアードメッシュ」を採用。タイムを縮めるべく走力を鍛えるシューズに適しています(アディダス ジャパン・上坪靖子さん)。

adidas◆ADIZERO BOSTON 8/26cm/ORN
4,290円ほか

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ニューバランス『HANZO C』

虎視眈々と獲物を狙う忍者のように――クッション性を保ちつつ軽量感を追求

HANZO C 【ニューバランスジャパン提供】

 サブ4ランナーには、ニューバランスのレーシングシューズ「HANZO」(ハンゾー)シリーズの『HANZO C』(ハンゾー シ―)がオススメです。「長距離ランナーが黙々と練習を積んで大会に臨む様子が、まるで虎視眈々と獲物を狙う忍者のようだ」ということから、その名が付きました。忍者のロゴが印象的です。

『HANZO C』の「C」は「Challenge」を意味します。レースにチャレンジするランナーのために、クッション性を保ちながら、軽量感を追求するとともに倒れこみを防ぎ安定感を高める「メディアル ポスト」も搭載しています。

 アッパーには通気性を高めるとともに、フィット性、サポート性を図るため「エンジニアードメッシュ」を使用。走りがぶれないよう、サイドからしっかりホールドしてくれるので、スピードを上げても快適に走ることができます。

 ソールに対する考え方も、初心者向けに紹介した「FRESH FOAM ZANTE PURSUIT」(フレッシュフォーム ザンテ パーシュート)に搭載している「フレッシュフォーム」とは異なります。ミッドソールに使用した「レブライト」という素材は、ニューバランスのミッドソール素材の中でいちばん軽く、しかもクッション性と反発性に優れています。そこに前足部とかかとを結ぶアーチ部のねじれを防ぐ「ティー ビーム」やメディアル ポストを搭載し、安定感も優れています。さらに、効率の良い走りを追求できるよう、かかと部と前足部の高低差が少ない構造になっています。

 レースのために開発されたHANZOシリーズを履いて、忍者気分で黙々とレースに挑んでください(ニューバランスジャパンの小澤真琴さん)。

ミズノ『WAVE SHADOW 3』

低めのドロップで高効率な走りを追求 足を包み込むホールド感もポイントに

WAVE SHADOW 3 【ミズノ提供】

 4時間程度でマラソンを走り切ることができる中級者は、今年の6月に発売される『WAVE SHADOW 3』(ウエーブシャドウ)を履いて、スピードアップを目指してほしいです。

 このシューズの特長は、ドロップ(シューズの前足部とかかと部におけるソールの高低差)が8mmと低いこと。ドロップが低い=つまさきとかかとの高低差がなくなると、走っているときに中足部で着地しやすくなるので、かかとで着地するのに比べて、蹴り出しが早くなります。もちろん、前足部のクッション性を保ちつつ、よりスピーディーに、効率の良い走りを追求できるようになるのです。

 初心者向けにオススメのシューズ『WAVE RIDER 22』(ウエーブライダー)を紹介する際にも説明した、ミズノ独自の波形プレート「ミズノウエーブ」は、ウエーブシャドウのソールにも搭載しています。クッション性と安定性の両立を実現しつつ、中級者向けに高い反発力が得られるように波形プレートの形状を見直しています。ちなみに、波形プレートの形状は、モデルによって異なるんですよ。

 アッパーには、フィット感と通気性を考慮して設計された「エンジニアドメッシュ」を使用。さらに、ベロがアッパーとつながっていて、袋のように縫い込まれているので、足を包み込むような感覚に。スピードを上げてもホールド感が得られるので、履き心地が良いです。

 秋のマラソンシーズンに備えて、この夏、このシューズで、効率よくトレーニングをしませんか(ミズノ・鈴木彩子さん)。

アシックス『GEL-DS TRAINER24』

トレーニングからレースまで幅広く対応 軽量性と安定性を融合した一足

GEL-DS TRAINER24 【アシックスジャパン提供】

 中級者には、日常のトレーニングからレースまで、幅広く対応できる「GEL-DS TRAINER24」(ゲル ディーエス トレーナー)がオススメです。軽量性と安定性を融合していて、シューズによるサポートをある程度確保しながら、より早いペースで走りたい方に最適なランニングシューズです。

 ミッドソールには、軽量性とクッション性に優れた「フライトフォーム」を全面に使用。かかと部にゲル素材を内蔵することで、クッション性を高めています。さらに、足になじみやすいニットアッパーが、より自然なフィット感をもたらします。ニットの裏側には、アシックススポーツ工学研究所の実証のもと、補強材を適切に配置。走行時のサポート性や自然な動きを実現しました(アシックス・牧野田玄太郎さん)。
 次回、第3回は「サブ3を目指す上級者編」です。
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著者プロフィール

習慣的にスポーツをしている人やスポーツを始めようと思っている20代後半から40代前半のビジネスパーソンをメインターゲットに、スポーツを“気軽に、楽しく、続ける”ためのきっかけづくりとなる、魅力的なコンテンツを提供していきます。

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