コパ・アメリカ2019特集
過去数十年来貫く堅守速攻のスタイル
ウルグアイ代表分析――現地記者が明かす

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「ロシアW杯以上」「過去10年で最強」といった評価も聞かれる現在のウルグアイ代表。日本が勝機を見いだすのは難しそうだが……
「ロシアW杯以上」「過去10年で最強」といった評価も聞かれる現在のウルグアイ代表。日本が勝機を見いだすのは難しそうだが……【Getty Images】

 ロシア・ワールドカップ(W杯)でベスト8入りを果たし、今大会でも優勝候補の一角に推されるウルグアイ。伝統の堅守速攻に磨きをかけ、手薄だった中盤にも優秀な人材が育つなど充実一途のチームは、グループステージ初戦でエクアドルを一蹴し、下馬評通りの強さを見せつけている。チリに完敗を喫した森保ジャパンが、はたして昨年10月の親善試合と同様、アップセットを演じる可能性はあるのか。現地記者が「セレステ」の強みと弱みを教えてくれた。

フットボール界の七不思議とも言える国

 人口350万人足らずの小国ながら、ことフットボールに関しては世界有数の伝統国にして、今なお強豪国の地位を保ち続けている。ウルグアイは、世界のフットボール界の七不思議とも言えるような国だ。そしてこの国の人々は、我らが代表チームを大いなる愛情と誇りを込めて──そのユニホームの色から──「セレステ」(水色)と呼ぶ。


 1930年と50年のW杯を制し、コパ・アメリカでの通算15回の優勝はアルゼンチン(14回)、ブラジル(8回)をしのいで史上最多。昨年のロシアW杯では準々決勝で優勝したフランスに敗れたとはいえ、欧州勢にほぼ独占されたベスト8の一角に、南米勢の意地を見せて食い込んだのは立派だった。最新(6月14日発表)のFIFA(国際サッカー連盟)ランキングは8位で、南米では3位のブラジルに次ぎ、アルゼンチン(11位)の上を行く。


 プレースタイルは、もう過去数十年来、堅守速攻を貫いている。人口が少ないため、選手層の薄さが宿命的な弱点だが、それでもこれまで数多くのトッププレーヤーを輩出してきた。国内クラブの育成組織が優れていることに加え、世代別代表から継続的・発展的にA代表の強化へとつなげていくメソッドも、この国は持ち合わせているからだ(この点ではブラジルもアルゼンチンも及ばない)。

ルイス・インサウラルデ(エル・オブセルバドール紙)

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