4歳2強が初激突!安田記念データ展望 高速決着ならアーモンドアイ有利

JRA-VANデータラボ

計7頭のG1馬が出走を予定する豪華メンバー

 日本ダービーが終わって一段落する間もなく、今週末も楽しみなG1が行なわれる。ドバイターフを制してG1連勝街道を突き進むアーモンドアイと、復活を遂げたダノンプレミアムという強豪4歳馬が初めて激突。ほかにも昨年の勝ち馬モズアスコットなど計7頭のG1馬が出走を予定する豪華メンバーの安田記念を、過去10年のデータから占ってみたい。データの分析には、JRA-VAN DataLab.とTARGET frontier JVを利用した。

人気別成績

表1 【画像提供:JRA-VANデータラボ】

 表1は人気別成績。1番人気は過去10年で4勝、2、3着が1回ずつという成績で、まずまず及第点と言える。ただし、これ以外の上位人気に関しては、3番人気の複勝率40.0%、複勝回収率113%を除くと目立った数字は見当たらない。むしろ、5〜9番人気が3着以内に入ることが多く、合計して【5.4.2.39】、単勝回収率216%と侮れない。10番人気以下も過去10年で2、3着に計7回入っており、ダークホースまでしっかりカバーしておいたほうがよさそうだ。

牡牝・年齢別成績

表2 【画像提供:JRA-VANデータラボ】

 表2は牡牝別と年齢別の成績を示したもので、セン馬は牡馬に含めている。牡牝別から見ていくと、好走率は同程度だが、回収率は大きな差がついている。数値が高いのは牡馬のほうで、牝馬の回収率は振るわない。というのも、牝馬の好走は09年1番人気1着のウオッカ、18年5番人気2着のアエロリットと、いずれも人気を集める存在だったからだ。

 年齢別で目を引くのは、6歳が最多の4勝を挙げていること。好走率も4歳や5歳に引けを取らないし、回収率も高い。競走馬としては高齢の域に差し掛かっている6歳馬だが、安田記念では怖い存在と言えそうだ。

馬体重別成績

表3 【画像提供:JRA-VANデータラボ】

 表3は馬体重別成績。1着馬に着目すると、当日馬体重が480キロ以上の馬しか勝っていないことがわかる。好走率も480〜499キロや500〜519キロの数値がよく、大型馬が有利な傾向が残っている。なお、このデータは牡牝を分けていないが、牝馬で好走した2頭も490キロ以上と馬格に恵まれており、好走率の高いゾーンに合致していた。

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