【実際のプレイから学ぶバスケットボールスキル Vol.2】小さい選手には必要不可欠!!ユーロステップとは
【写真提供:SOMECITY】
ユーロステップは、(ドライブから)シュートを打つために必要な距離(セパレーション)を、ドライブ後のステップワークで作り出すスキルです。
バスケットボールでは、ボールを持ってから2歩までステップを踏めるルールになってます。ドリブルでゴールに切り込んだドライブの後に、この2歩のステップを通常のレイアップのステップから変化をつけることで、相手DFのタイミングをかわしてシュートまで持っていくのがユーロステップです。
また、ゴールに対しての角度(アングル)によって、加速減速などのスピードワーク、様々なステップワークがあり、沢山のバリエーションがあります。
語源となったユーロ(Euro)とはヨーロッパのことで、欧州出身の選手が使用していたことが由来とされています。代表例としては、ヨーロッパでのプレイ経験がありNBAのサンアントニオ・スパーズで活躍した、アルゼンチン出身のマヌ・ジノビリが有名です。
以下、3つのポイントに分けて説明します。
1 セットアップ(技にかかるよう仕組む)
2 ステップワーク/ハンドワーク
3 他のバリエーション
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1 セットアップ(技にかかるよう仕組む)
相手の重心が完全に逆をつかれクロスステップスライドになっている 【SOMECITY】
この動画では、複数のスキルが組み込まれていますが、実際のユーロステップの一つ前、右ドリブルのハーフスピン気味のヘッドフェイク(首振り)で一瞬ヘジテーション(タイミングを外す、間を作ること)入れています。これにより、相手がその後の右ドライブに反応せざるを得なくなっています。
画像で見ても分かるとおり、相手の重心が完全に逆をつかれ、クロスステップスライドになってしまっています。こうなるともう反対方向に蹴り返すのは無理なので、相手DFをしっかりセットアップ出来たことになります。
2 ステップワーク/ハンドワーク
右足をついたあとに逆方向の左に大きくステップを切り返している 【SOMECITY】
また、ステップと同時にボールも相手DFに干渉されづらい低い位置でピックアップしているところもポイントです。
3 他のバリエーション
ドライブの仕掛けにスピードがないと相手に読まれやすくなってしまうので、まずは速攻などのオープンコートでスピードに乗った状態での仕掛けなどで使ってみるのがおすすめです。
ぜひやってみてください!
もっともっとスキルを磨いて自分だけの武器を!
バスケで遊べ!
K-TA
ストリートから社会人クラブバスケットボール、3x3(3人制バスケットボール)まで活躍の場は多方面に渡り、それぞれのカテゴリーで日本トップの実力を誇る。
幼少期を過ごしたアメリカでの体験を元に「バスケットボールを日常へ落とし込んでいく」べく、ストリートボールリーグ「SOMECITY」の発起人の一人として立ち上げから運営に携わるオーガナイザーでもあり、ストリートボールブランド「ballaholic」が主宰するバスケットボールスクール「Asphalt Roots」のコーチも務める。
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