1番人気3連勝中! 京都牝馬Sを分析 距離短縮から3年、千六と千四の違いは?

JRA-VANデータラボ

過去10年のデータをもとに

 土曜の京都で行われる京都牝馬Sは、今年で54回目。その大半は芝1600mで行われてきたが、2016年に1ハロン短縮され芝1400mになると同時に、施行時期もひと月近く繰り下げられた。そこで今回は、過去10年のデータをもとに、距離短縮前と後の成績も比較しつつ、このレースを分析してみたい。データの分析には、JRA-VAN Data Lab.とTarget frontier JVを利用した。

人気別成績

表1 【画像提供:JRA-VANデータラボ】

 まずは人気別成績から。過去10年、1番人気は連対率80.0%、複勝率90.0%と安定した結果を残しており、特に距離短縮後は3戦全勝。一方、2番人気は過去10年こそ複勝率40.0%とまずまずだが、ここ3年はすべて馬券圏外。3番人気も過去10年【0.0.2.8】と連対がない。4〜7番人気は距離短縮後【0.3.2.7】複勝率41.7%。1番人気以外なら、この4〜7番人気あたりに注目するのが良さそうだ。8番人気以下は1400mになってから好走がない。

枠番別成績(過去3年)

表2 【画像提供:JRA-VANデータラボ】

 芝1400mへの短縮後、枠番別で、連対馬を輩出しているのは5〜7枠のみ。特に3番人気以内に推された馬は、5〜7枠なら複勝率100%、その他の枠は5頭すべて馬券圏外と、明暗がくっきり分かれている。馬番別で見ると、1〜7番が【0.0.1.20】、8〜15番が【3.3.2.13】、そして16〜18番が【0.0.0.6】。8枠の3着1回は昨年の12番・エスティタートで、落ち着いた頭数になれば8枠でも気にならない。

年齢別成績

表3 【画像提供:JRA-VANデータラボ】

 年齢別では、4歳馬が10年で8勝をマーク。2〜3着は5〜6歳馬が中心で、複勝率では4歳から6歳までほぼ互角だ。ただ、距離短縮後の連対馬はすべて4、5歳馬。過去10年の連対率でも6歳はやや劣勢なだけに、連対候補はまず4、5歳馬から考えたい。

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