JRAダート重賞開幕戦を飾る馬は? GI前哨戦・東海Sをデータで解く

JRA-VANデータラボ

フェブラリーSへ向けたステップレース

 ダートG1・フェブラリーSへ向けたステップレース、東海S。以前は同時期に京都でG3の平安Sが行われていたが、2013年からはG2の本競走がその役割を担うようになり、今年で7回目を迎える。そこで今回は、本競走が1月開催になった過去6回における傾向を見ていきたい。データの分析には、JRA-VAN Data Lab.とTarget frontier JV、馬天楼 for データde出〜たを利用した。

人気別成績

表1 【画像提供:JRA-VANデータラボ】

 1番人気は【4.0.2.0】で複勝率100%。13年3着後に2連勝、16年3着後に2連勝ときており、もしこの順番通りなら今年は3着になってしまうが、3連複の軸馬としてなら信頼性は非常に高い。残る2頭の優勝馬は4番人気で、5番人気以下は好走しても2着までに終わっている。中でも5〜7番人気は【0.0.1.17】と、馬券に絡んだのは昨年6番人気3着のモルトベーネ1頭のみ。穴なら8番人気以下を狙ったほうがおもしろい。ここ2年の2〜3着馬4頭のうち、そのモルトベーネ以外の3頭は2桁人気馬だ。

枠番別成績

表2 【画像提供:JRA-VANデータラボ】

 枠番別では、4枠の3勝など優勝馬6頭は4〜8枠。表1で好走馬の多かった1〜4番人気馬でも、1〜3枠に入った7頭はすべて連対を外している。ただ、2、3枠は複勝回収率が100%を突破。1着候補や、人気馬の連対候補としては危険でも、3連単の相手候補などからは外したくない印象だ。1枠だけは減点材料としたい。

年齢別成績

表3 【画像提供:JRA-VANデータラボ】

 続いて年齢別の成績を見ると、5歳馬が【3.3.3.10】で複勝率47.4%などの好成績をマーク。毎年少なくとも1頭は馬券に絡み、14年以外の5回で連対を確保している。表の右に記したように、4番人気以内に推された5歳馬は複勝率100%。その一方で、17年はモルトベーネが12番人気2着、昨年はコスモカナディアンが13番人気2着と、ここ2年は穴馬が激走している。

 対して、苦戦を強いられているのは6歳馬で【1.0.2.24】。ただ、昨年は1着テイエムジンソク、3着モルトベーネと2頭が好走し、残る1頭の3着馬も一昨年のメイショウウタゲ。好走馬3頭がここ2年に集中しているため、大きな減点は必要なさそうだ。

1/2ページ

著者プロフィール

新着記事

編集部ピックアップ

コラムランキング

おすすめ記事(Doスポーツ)

記事一覧

新着公式情報

公式情報一覧

日本オリンピック委員会公式サイト

JOC公式アカウント