世界フィギュアへ、代表選手たちが会見  宇野「全日本での経験を生かした演技を」

スポーツナビ

田中「3度目の世界選手権。自分らしい演技を」

宇野は「自分を信じることが良い演技に近づける鍵」とコメント 【坂本清】

――日本開催ということで、ファンのパワーを力に変えていけるというところもあるが、期待がプレッシャーになることもある。精神面での影響をどう捉えているか。

小松原 初めてなので想像はできませんが、全日本選手権で皆さんの声援が力強く後押ししてくれたので、世界選手権でもプラスにとれたらいいなと思います。

田中 緊張はすると思いますが、全日本も世界選手権に負けないくらい緊張する場だと思うので、その感覚も経験としてたくさん積んでいるし、世界選手権も3回目なので、今度こそ自分らしい演技をしたい。日本で演技ができるということをプラスに捉えて頑張りたいです。

宇野 今年のテーマとしている「自分を信じる」ということが良い演技に近づける鍵だと思います。これまで「期待に応えないと」というプレッシャーの中で、良い演技ができていなのですが、この全日本の経験を生かして、自分を信じて良い演技ができるように頑張りたいです。

坂本 観客の数は全日本以上だと思いますが、今シーズン、ジャパンオープンで一度あの会場で滑っているので。感覚は同じだと思うので、自信を持って自分の滑りをしたいと思います。

紀平 日本開催ですごく緊張するとは思いますが、それでも今回もすごくたくさんの声援が届いて心強かったので、そのように良いプレッシャーと、良い心の状態で臨めたらいいなと思っています。

宮原 もちろん緊張はあると思いますが、どの試合も同じで、どの試合も緊張してしまうので。その中でいかに自分を信じて、自分の演技をすることができるかというのが、今の課題なので。とにかく集中して、自分らしい演技をしたいです。

木原 自分は応援をプレッシャーに感じることはないですが、ペアという競技は日本ではあまり人気がありません。ですが、最近は日本のファンの方が試合に来てくださる方が増えて、観客席に見える日の丸がすごくうれしいので、そういった応援を力に変えたいです。

須崎 海外の試合よりもたくさん応援していただけると思いますが、その声援を力に変えて頑張りたいです。

宮原「今年を象徴する一文字は『難』」

――今年を象徴する一文字を教えてほしい。

小松原 「変」です。モントリオールに移ったのもそうですし、モントリオールから日本に拠点を移して、心を入れ替えて練習しているので。

コレト 「進化」です。

田中 僕も「変」です。僕自身、今季変化を求めていて、やっている中でかみ合っていない部分があるのですが、今季少しずつやっと何かをつかみかけているので、それを世界選手権までに、もっと変化を求めて滑りたいです。

宇野 全部同じになりますが、無難に「信」にしておきます(笑)。

坂本 「達」です。今年目標にしてきたグランプリシリーズ2戦の表彰台と、ファイナル出場、世界選手権出場を達成できたので。達成した限りは、さらに上を目指して頑張ろうと思います。

紀平 「笑」です。笑顔のシーズンにしようと思っていたので、笑って終われるようなシーズンにしたいです。

宮原 今シーズンは始めから新しいことに挑戦してきて、試合でなかなかうまくいかないことがたくさんあるので、「難」という字にします。

木原 「耐」です。五輪も今年も、期間中にけがをしたり自分たちの思い描いた練習ができず、耐えることが多かったので。

須崎 練習も試合も波があって、それは良くないことなのですが、今年でそれを終わりにしたいので、今年は「波」にします。

2/2ページ

著者プロフィール

スポーツナビ編集部による執筆・編集・構成の記事。コラムやインタビューなどの深い読み物や、“今知りたい”スポーツの最新情報をお届けします。

新着記事

編集部ピックアップ

コラムランキング

おすすめ記事(Doスポーツ)

記事一覧

新着公式情報

公式情報一覧

日本オリンピック委員会公式サイト

JOC公式アカウント