ジダンとロナウドの魔法が解けたレアル 今季を象徴するクラシコでの大敗
監督交代を浮上のきっかけにできるか
名のある選手たちが持てる力を出し切ることなく、ピッチに立つことは許されない 【写真:ロイター/アフロ】
レアル・マドリーが主導権を握った後半開始からの25分間をしのいだ後、バルセロナは持ち前の嗅覚を発揮したルイス・スアレスのゴールで3−1とリードを広げた。この時点でレアル・マドリーは闘志を失い、ミスの目立つセルヒオ・ラモスとナチョ・フェルナンデス、カゼミーロが形成する3バックは、バルセロナの猛攻を止めることができなくなった。
今後もバルセロナはファンを熱狂させたクラシコや、メッシの活躍でトッテナムを破ったような試合を繰り返すことだろう。
だが、レアル・マドリーはクラシコのような試合を繰り返すわけにはいかない。名のある選手たちが持てる力を出し切ることなく、野心も感じられないような状態でピッチに立つことは許されない。
果たしてレアル・マドリーは監督交代をきっかけに現状を打破することができるだろうか。彼らは9位に沈むラ・リーガ、低調な試合が続いているCLでの巻き返しはもちろん、何より数カ月前まで持っていた自信を取り戻さなければならない。
(翻訳:工藤拓)