パキスタンスターが香港QE2Cを制す 紆余曲折を乗り越えつかんだ重賞初勝利
困難を乗り越え勝利したパキスタンスター
パキスタンスターは一時出走が危うい状況だったが、見事に重賞初勝利を収めた 【Photo by Kazuhiro Kuramoto】
騎手も当初予定していた昨年の英国リーディングジョッキーのS.デソウサ騎手が、25日になって香港行きが難しくなったためにキャンセル。その代打に指名したオーストラリアのK.マカヴォイ騎手も耳の疾患で飛行機に搭乗できなくなり、急遽白羽の矢を立てたのがW.ビュイック騎手。そんな紆余(うよ)曲折を乗り越えてつかんだパキスタンスターの重賞初勝利だけに、関係者の喜びはひとしおだったはず。今シーズンはまだ4戦しかしておらず、次走は5月27日のG1香港チャンピオンズ&チャターカップ(芝2400m)が有力だが、陣営は6月に英国で開催されるロイヤルアスコットを含め海外遠征プランも検討するという。
ファインニードルは今後に期待
チェアマンズスプリントプライズでは、日本馬のファインニードルが健闘を見せた 【Photo by Kazuhiro Kuramoto】
(サラブレッドインフォメーションシステム 伊藤 雅)