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トップランナーであり続けるために

“究極の世界”で学んだ目標を持つ大切さ
三浦雄一郎(登山)×山本光宏(トライアスロン)

提供:明治

目標があるから頑張れる

当初は標高500メートルの山にも登れなかったという三浦さん。中間目標をクリアしながらエベレストを目指してきた
当初は標高500メートルの山にも登れなかったという三浦さん。中間目標をクリアしながらエベレストを目指してきた【写真提供:ミウラ・ドルフィンズ】

――エベレストという大きな目標を実現するために、どんなことをされたのですか? 


三浦:僕は5年を1つのサイクルにして考えているんです。エベレストを目指した最初の時は65歳から70歳。これはもう、メタボを治すところから始めました。


山本:ゼロどころかマイナスからのスタートですね。


三浦:当初は近所の標高500メートルほどの山にさえ登れなかったんですから! 幼稚園児でも登れる山ですよ。そこからのスタート。最初の目標を富士山に定めて、メタボを治して登れるようになったら、今度はヒマラヤへ。4000、5000、6000メートル……と、中間目標を作ってひとつひとつクリアしていきました。


山本:5年サイクルっておっしゃいますが、例えば70歳でエベレストに登頂された時、すでに75歳での登頂という目標があったっていうことですか?


三浦:そうです。75歳で登っている時も、80歳でまたトライしてみようという変な気持ちがまた起こる。登っている最中にそういう考えが湧いてくる。


山本:僕は長時間におよぶレース中、苦しさに負けそうになると「これが最後のレースだから全力でやろう」と自分自身を鼓舞しながら踏ん張っているんです。でもレースが終わってしばらくすると、また次のレースも頑張ろうと(笑)。

ゴールに向けて自らを鼓舞しながら苦しさを耐え抜いてきたという山本さん
ゴールに向けて自らを鼓舞しながら苦しさを耐え抜いてきたという山本さん【写真提供=山本光宏】

三浦:僕の場合はね、「あれ? 80歳でもこんなことできるのか」というのが面白い。ただ、76歳で大腿骨と骨盤を骨折した時は大変でした。歩けるようになるのに1年ちょっとかかりましたから。でも、エベレストという目標があったからやり切れた。そうでなければあのまま車いす生活をしていたでしょう。その後、少し無理してヒマラヤに行ったら今度は心臓の不整脈で手術が必要だと。それで出発の2カ月前に5度目の心臓の手術をやった。その時周囲には「もう無理だから来年に延期しよう」と言われました。


山本:それを聞かずに行ったわけですか。


三浦:まずは3400メートルあたりにあるナムチェバザールというヒマラヤ登山の拠点の町まで行ったんです。僕はなんとなく頂上に行ける気がしてね。行くための方法を考えてみよう、となった。そこで思い浮かんだのが「年寄り半日仕事」という言葉でした。普段の半分のペースでゆっくり時間をかけて、昼寝もしながら毎日2〜3時間山を登ったり、散歩したりを18日間繰り返したら、手術後のリハビリが自然に終わっていましたよ。


山本:できないといわれている状況でも、できる方法を編み出してしまうところがすごい!


三浦:常にこの状況でどうやったらできるかを考える。実際思い切ってやって良かったんです。次の年、ネパールで大地震が起きて雪崩が起きたりして、その後3年ぐらいエベレストには登れなくなってしまいましたから。


――山本さんも現役時代に大きなけがをされて、そこから復活していますよね。


山本:そうですね。自転車練習中の事故で頚椎と胸椎を骨折しまして、5週間寝たきりになりました。もうダメだろうと言われていたのですが、三浦さんのお話と同じで、復活するという目標があるから頑張れた。不思議なもので、あれだけ苦しいと思っていた練習なのに、もうできないのかと思うとまたあの苦しみを味わいたくなる。


三浦:分かる! そうなんですよ(笑)。

「90歳でまたエベレスト登頂ができたら」

――ところで、お二人のパワーの源となっている食生活についても教えてください。


三浦:僕の父親もそうでしたけれど、発酵食品をよく食べるようにしています。


山本:ちなみ朝食はどんな感じで?


三浦:サバかイワシの缶詰、納豆、それに卵を混ぜてバルサミコ酢を少しかける。あとはヨーグルトと牛乳。果物もあれば食べます。昼や夜は付き合いがあったりで、食事の内容をコントロールできないので、朝ごはんだけはしっかり食べることにしています。

スーパーヴァーム顆粒を愛用する二人。カラダがキツイ時に役立つアイテムとして愛飲し続けている
スーパーヴァーム顆粒を愛用する二人。カラダがキツイ時に役立つアイテムとして愛飲し続けている【坂本清】

山本:トライアスロンの場合、水泳はある程度体脂肪がないといけなくて、バイクは筋力・パワーが必要で、ランは体脂肪が少なく体重も軽い方がいいという、カラダづくりにおいては矛盾が生じてしまうスポーツ。そこをどうあんばいするかが重要なんです。カラダを絞り過ぎて、水泳で浮かなくてタイムが落ちたりもしました。僕がやっていたアイアンマンという競技は、トップ選手でもゴールするのに9時間ぐらいかかるんです。その中でカラダの脂肪をいかに使えるようになるかは重要な要素でした。体脂肪のエネルギー活用を意識したアミノ酸VAAMは、そんな僕にぴったりのアイテムでした。「スーパーヴァーム顆粒」を活用していますね。練習中や競技中にキツくなってくるポイントが先に伸びる感覚がありました。


三浦:僕もヒマラヤに行く時は携行しやすいスーパーヴァーム顆粒を持って行きます。高山病への対策も重要。特に5000メートル以上の極限の環境でVAAMのチカラを実感します。だから80歳でも登り続けられるんだろうと思うんです。スズメバチパワーですね。もうひとつ気に入っているのが、赤ちゃん用粉ミルク「明治ステップ」。コーヒーや紅茶に入れてもおいしい。これも欠かせない栄養補給アイテムになっています。


山本:赤ちゃん用ミルクとはすごい着想ですね。確かに栄養価は素晴らしいですものね。三浦さんを見ていると、好奇心やモチベーションが枯れないというか、常にやりたいことを見つけている。それが若さの秘けつなのかなと思います。


三浦:若さの秘けつは、やはり目標を持つことですね。歳はとっていくから、昔みたいにはいかないこともありますが、それならどうやったらできるのか考えればいい。単純にいうと運動と食事ですが、目標を持たないと続かない。


山本:お父さまの影響はやはり大きいですか?


三浦:親父は101歳までスキーをやっていましたからね。いつ死んでも後悔しない、そういう人生を生きていた。それは僕の中にもありますね。いくつになっても夢を持つ。今は90歳でまたエベレスト登頂ができたらと面白いんじゃないかと思っていますよ。


山本:なんだかできそうな気がしてきますね。


三浦:夢のまた夢、妄想ですけれども、人間はそういうことを思っていればそこにいけるんですよ。その時の調子を見ながらですけどね。


山本:6000メートル、7000メートルと聞くて、われわれにはとんでもない高所に思えるのですが、8000メートルやその先はさらに違うものですか?


三浦:8000メートルと8500メートル、そしてエベレストの頂上。これらは全て次元が違います。歩いて宇宙にたどり着きそうな感じ。苦しくてどうしようもないけれど、足が無意識に前へ出るような恍惚状態です。そしてずっとサポートしてくれるVAAMはその“あと1歩”を押し上げてくれるような感じがしますね。

東海林美佳
東海林美佳
ランニングとトライアスロンにハマってしまったフリーランスエディター。一般女性誌やライフスタイル誌、スポーツ誌など幅広いジャンルを手がける。アイアンマンハワイをはじめ、海外レース、海外選手の取材多数。

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