混戦ドバイ、武豊アウォーディーに好機 レイデオロほかGI・4レースを徹底展望
【ドバイターフ】ここは負けてほしくないハイレベル日本馬5頭
ヴィブロスは自慢の切れ味で連覇を狙う 【Photo by Kazuhiro Kuramoto】
リアルスティールは一昨年Vの再現なるか 【Photo by Kazuhiro Kuramoto】
日本馬のライバル筆頭は地元ゴドルフィンのベンバトル 【Getty Images】
ベンバトルに勝機があるのなら、前哨戦でゴドルフィン勢に包囲網を敷かれながらもアタマ差でゴールしたジャヌービの巻き返しがあっていい。今回は日本馬に意識が集中する相手関係となり、一転してノーマークに近い形となるだろう。1月から前走までメイダン競馬場で4戦し、初戦の1200mから200m刻みで距離を延ばしてきた。同じ距離で走るのは5戦目にして初めてになり、ドバイの競馬を知るM.デコック調教師の戦略も不気味だ。
アイルランドのA.オブライエン調教師が送り込むランカスターボンバーは、鞍上が日本馬を熟知するR.ムーア騎手。2年前にはリアルスティールをドバイターフ優勝に導いたほか、ネオリアリズムにも3回騎乗して勝ち鞍がある。ランカスターボンバーには勝ち鞍こそないもののG1好走歴が多数あり、いつ手が届いても不思議のない実力を秘めている。
フランスのトレスフリュオースは昨年のドバイターフでヴィブロスに続いたエシェムに似た雰囲気がある。G1連対の実績があるのは同時期のエシェム以上。通算7戦とキャリアが浅く、伸びしろも十分にありそうだ。