馬場も気になる? 高松宮記念データ予想 コース改修後は先行抜け出しが圧倒的有利
前走オーシャンS組の着順別成績(過去10年)
表3 【画像提供:JRA-VANデータラボ】
上がり馬としては前走阪急杯やシルクロードS組からの方が多い印象。同レースで好走している馬が勢いに乗り、G1でもいい走りをしている。
結論
表4 今年の高松宮記念の出走予定馬 【画像提供:JRA-VANデータラボ】
ただ、実績十分のレッドファルクスやレッツゴードンキが高確率で末脚を生かす競馬をしてくるという点で、付け入るスキがありそうだ。先行して抜け出すのが勝ちパターンであるこのレースでは、単勝狙いが妙味となるかもしれない。
前走オーシャンSで好位から捌いて好走したのはキングハート。そして、シルクロードSを先行抜け出しで制したのがファインニードル。同レースでセイウンコウセイは逃げたが、昨年の高松宮記念を制した時は好位抜け出しだった。イメージ的にはこの3頭に勝機があってもいい。
阪急杯を勝ったダイアナヘイローは逃げなくても強い競馬ができるかどうか。人気の一角となりそうなダンスディレクターは、昨年の阪神Cからの直行で、過去に好走例がないローテーションとなっている。
文:小田原智大(おだわら ともひろ)
1975年6月、東京生まれ。早稲田大学商学部卒業後、業界紙記者を経て、(株)レイヤード入社。ライター&エディターとして活躍。JRA-VANデータの配信初期から、いち早くデータ競馬の有効性に着目する。05年5月より「競馬 最強の法則WEB」にて、障害戦を除く全重賞レースの傾向と対策、予想を展開。「オッズパーク ダートグレードデータ作戦」では、地方競馬の重賞の攻略にも取り組んでいる。仕事の関係でなかなか競馬場には行けなくなったが、年に1、2回行くローカル遠征が楽しみ。