森保監督「良いベースができるように」 U−21代表、AFC選手権メンバー発表
メンバー発表会見に臨んだU−21日本代表の森保一監督 【スポーツナビ】
森保一監督体制で初の公式戦となるメンバーには、U−20ワールドカップ(W杯)に出場した選手が多く含まれており、前回のM−150カップから継続して招集されたメンバーは6名のみ。指揮官は、「W杯に出場した選手たちがどういうパフォーマンスを見せてくれるのか、そしてこれからのポテンシャルをどう見せてくれるか、というところを見ていきたい」と話し、継続招集となった6名については「パフォーマンスが良かった」と評価を示した。
また、大会の目標を問われると「頂点を目指してやっていきたい」と話しつつ、「コンセプトを少しでも多くの選手に分かってもらうという意味で、多くのメンバーを変えている」とチーム作りの過程であることを強調した。
日本は1月10日にパレスチナ、13日にタイ、16日には北朝鮮と対戦する。
<メンバー23名>
GK:
小島亨介(早稲田大)
波多野豪(FC東京)
阿部航斗(筑波大)
DF:
柳貴博(FC東京)
庄司朋乃也(ツエーゲン金沢)
立田悠悟(清水エスパルス)
原輝綺(アルビレックス新潟)
古賀太陽(柏レイソル)
MF:
板倉滉(川崎フロンターレ)
浦田樹(ギラヴァンツ北九州)
三好康児(川崎フロンターレ)
神谷優太(湘南ベルマーレ)
森島司(サンフレッチェ広島)
初瀬亮(ガンバ大阪)
井上潮音(東京ヴェルディ)
高木彰人(ガンバ大阪)
藤谷壮(ヴィッセル神戸)
遠藤渓太(横浜F・マリノス)
岩崎悠人(京都サンガF.C.)
伊藤洋輝(ジュビロ磐田U−18)
FW:
前田大然(水戸ホーリーホック)
小松蓮(産業能率大)
田川亨介(サガン鳥栖)
頂点を目指してやっていきたい
また、このアジア選手権は私が監督としてこの12月にタイで行われたM−150カップに続いての大会参加になりますが、初の公式戦ということで、AFCでのレギュレーションで、チームとしてもその中でやって成長できればと思っています。2回目の大会活動ですが、タイでの大会と違って大幅に選手を変えて参加するということで、この年代の選手を幅広く見ながら、大会でも良い成果を挙げるられるようにできればと思っています。
――長期間で活動ができるが、U−20W杯メンバーも多くいるが、どういった強化を進めていきたいと思っているか? また久保建英が外れているが、その理由は?
内山(篤)監督が率いてU−20W杯に出た選手を、多く招集させていただいています。タイの選手と違ったメンバー、この年代では世界大会を経験した選手が多く来てくれるということで、その選手たちがどういうパフォーマンスを見せてくれるのか、そしてこれからのポテンシャルをどう見せてくれるか、というところをチーム全体で見ていきたいと思います。
私がやろうとするコンセプトという意味でも、チームとして浸透させていく、少しでも多くの選手に分かってもらうという意味で、多くのメンバーを変えてこの大会に臨んでいます。練習やミーティングで落とし込みができるように、コミュニケーションをとりながら、言葉で伝えていくということを1人でも多くの選手に分かってもらえるように、また次のステップに向かって良いベースができるようにしていきたいと思います。
選手の招集についてですが、私と西野(朗/技術委員長)さん、日本サッカー協会と各クラブの話の中で、まずプレーヤーズファーストという観点から(決めました)。どの選手もハードワークをしていますが、1年間の出場時間が長かったり、いろいろなカテゴリーでプレーして心身共に疲労しているだろうと思われる選手は、来てもらって見たいというのはもちろんありますけれど、プレーヤーズファーストということで、少し休んでもらって、また新たな機会で見させてもらう、ということをした方がいいだろうということでクラブとも調整して招集していません。そこは久保だけではなく、何人かの選手はそういった観点から招集をしないということはあります。
――タイ遠征に続いて招集された選手は、タイでのプレーぶりが評価されたのか?
はい、そうです。まずはパフォーマンスが良かったということ。他にもポテンシャルを見せてくれた選手、まだまだ伸びるだろうなという選手はいるので、もっと連れていってあげたいとは思っています。中国でのアジア選手権では違う選手も見ながらチーム作りをしていこうということで、今回は6人の選手に、パフォーマンスとポジション的なバランスも見ながら、継続して来てもらうことになりました。