田中刑事「今の時間は今しか味わえない」 全日本フィギュア男子FS後コメント

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友野一希が4位「全てでレベルアップ必要」

豊かな表現力を見せた友野一希は4位につけた 【写真:坂本清】

(「4年後はもっと成長できるように」と言っていたが、具体的には?)簡単に言うと全てです。ジャンプもスピンもステップも、スケーティングも、全てにおいてレベルアップが必要だなと思いました。

(もっと力を出したいという思いはあったと思うが、この舞台は何が一番きつかった?)一番はやっぱり、雰囲気と会場の熱気、プレッシャー、そことの戦いだったので、自分の実力がどうかとかではなく、まずこの会場にのまれないように。それで精いっぱいでした。

村上大介、5位に「ここまで来られて自分を褒めたい」

ミスが響き、SP4位から順位を落とした村上大介 【写真:坂本清】

(五輪は無理だと、2本目のサルコウが抜けた時点で思ったということだが?)一瞬、五輪は無理かなと思う気持ちがあったのですが、そこで諦めたら何にもならないので、とにかく(フランク・)キャロル先生がいつも言われているとおりに、次のステップはレベルを取ってポイントを稼げるので、そこを注意して滑りました。(観客の声援が温かかったが、伝えたいことは?)選手としてつらい身でしたが、すごく応援が多かった。心から感謝しています。

(フリーでの体力は?)練習では転倒などはあまりないので、こうやってパンクが出てしまうと、ちょっと引きずってしまうことが多くなります。今回はいつもやらないミスが多かったので、後半は引きずってしまいました。(五輪を目指した4年間はどういう思い出がある?)とにかくここまで来られたのは、日本の選手として自分を褒めたいと思います。

山本草太は9位フィニッシュ「もっとできると信じている」

ミスなく滑りきり、場内から歓声を受けた山本草太 【写真:坂本清】

(素晴らしい演技だったが?)この舞台で滑れて楽しかったですし、またこういう舞台で演技をできるように頑張っていきたいです。(もっと高い目標ということを言っていたが、それは具体的には?)ずっと五輪には出たいと思っていたので、それが1つ大きな目標です。世界のトップ選手は4回転を跳んでいるので、(現在はケガからの復帰段階だが)最終的にはそこまで戻したいですし、徐々にやっていきたいと思っています。(今の段階では)3回転もそこまで跳べていませんし、トリプルアクセルも取り組めていない状態です。

(全日本選手権に出て良かった?)本当に周りの先生、家族、仲間がいなかったら、この舞台には立っていなかったので、中部ブロックに出るのも自分が決めたわけではなかったです。先生や仲間が後押ししてくれて出場することになったので、チャンスになりましたし、出て良かったなと思います。

(今大会で得た収穫は?)ミスをしやすいのはジャンプなので、(実施したのは)簡単なジャンプですが、練習があまりできていなくても本番ではしっかり着氷できたので、そういった意味では少し収穫にはなったと思います。課題としては、練習ではジャンプを入れて(プログラムを)通して滑っていないぶん、(試合では)体力がかなり削られました。そういう意味でスピン、ステップ、スケーティング、演技でショートより少し劣ってしまったので、また頑張っていきたいです。

(3回転ループは?)西日本選手権を終えて、全日本選手権に出られることになって、またレベルを上げてやりたいという目標をつくって、3回転ループと3回転+3回転をこの舞台ではやりたいと思って練習をしてきました。(すぐできた?)毎回手こずりました。すぐできたわけではないですけど、2日くらいでできました。(足の状態と今後への構想は?)まだ違和感は残っていて、その日の調子を見ながら練習の仕方を変えています。自分の状態と向き合いながら練習していきたいと思います。今のレベルは自分の中では3割程度。もっとできると信じているので、頑張りたいです。

(今後の手術とかは?)まだボルトが入っていて、不安要素ではあるので、いろいろな先生方に診てもらっています。このままできればいいんですけど、また何かあれば考えていかないといけないと思います。

(現在高校3年生だが、進路は?)ある程度決まっています。大学には行きたいと思っているので、スケートも続けていきたいと思います。

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