全日本覇者・神奈川大は往路に勝負
エース鈴木健吾「最後は僕が良い流れを」
全日本大学駅伝を制し、箱根駅伝での活躍も期待される神奈川大。4年生が8人エントリーした
全日本大学駅伝を制し、箱根駅伝での活躍も期待される神奈川大。4年生が8人エントリーした【スポーツナビ】

 来年1月2、3日に開催される第94回東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝)に出場する神奈川大の記者会見が17日、横浜市内の同大キャンパスで行われた。


 今季は11月の全日本大学駅伝で優勝し、箱根駅伝でも優勝候補に挙げられる神奈川大。前回2区区間賞のエース・鈴木健吾(4年)を中心に、最上級生となる4年生8人全員をエントリーし、全日本大学駅伝で見せたミスのない走りで、1998年以来20年ぶりとなる箱根制覇を目指す。


 同大を指揮する大後栄治監督は「全日本と箱根は別物。希望としては優勝したいが、冷静に、客観的に見て、(総合成績で)3位以内を確実に狙う」と目標を設定。2区でのエントリーが予想される鈴木健には全幅の信頼を置き「今年は指揮を執り30年弱になるが、本当の意味でエースの育成がかなった。今までは1区、2区で出遅れがあり(総合10位以内に与えられる)シード権が取れない時もあったが、前回は(2区の鈴木で)先頭につけて無事にシードにたどり着けた。今回はぜひ、往路優勝を目指したい」と前半で勝負の流れを引き寄せるつもりだ。


 チームの主将を務める鈴木健は「(箱根駅伝の)シード権を取ってからの1年間、高い志でここまで来られたおかげで、20年ぶりに全日本大学駅伝で優勝することができた。今回のエントリーでは4年生全員が入ることができ、チームとしても良い雰囲気でまとまっている」とコメント。ただ本戦に関しては「まだ強豪校に比べると力がないのは事実なので、しっかり全員が準備調整を行い、往路優勝、総合3位以内という目標に挑戦したい」とチャレンジャーの気持ちで優勝争いに食い込む決意を語った。


 以下、記者会見での大後監督、鈴木健、山藤篤司(3年)のコメント。

大後監督「本当の意味でのエースの育成がかなった」

大後監督は「総合3位以内」と目標設定するが、「往路優勝は目指したい」と前半に勝負をかける
大後監督は「総合3位以内」と目標設定するが、「往路優勝は目指したい」と前半に勝負をかける【スポーツナビ】

(記者会見に詰め掛けた報道陣の数を見て)毎年、それほど報道陣がいないのですが、いつもの5倍はいますね。73回(97年)、74回(98年)に優勝した時でも、これほどの合同記者会見を設けなかったと思います。私自身も大きな期待を持っていますが、(大学の)OBを含めて、そのように感じます。選手は(期待の大きさに)キョトンとした状態ではないかと思います。


 10日の記者発表会でも言いましたが、シンプルに「箱根と全日本は別物」と話しました。希望として、優勝したいのは当然ですが、冷静に、客観的に見て、相場は3位以内を確実に狙うべきかなと思います。ただ、今季は指揮を執って30年弱になりますが、本当の意味での、学生の中で恥ずかしくないエースの育成がかなっております。1区、2区で出遅れがあり12年間シードが取れなかったのですが、昨年度は2区で先頭につけ、無事にシード権にたどり着けました。今回は是非とも、往路優勝は目指していきたいと考えております。


 冷静に見ると、東海大、青山学院大の選手層はとんでもないです。私どものチームが3チームぐらいできる人材を擁しています。(今大会は)おそらく混戦が予想されますが、そういった意味では、どのチームが出てくるかはやってみなければ分からない状態です。うちとしては、まずは自分自身の足元をしっかり見つめ、自分たちがとにかく崩れないよう、残り2週間の調整で心がけていきます。


 前回シードを取ることができ、また(今季は)強豪チームと実際に競ってみて何が足りていないかを肌で感じる1年を過ごしました。(箱根駅伝は)実際に楽しみでもありますが、終わった時に自分たちが取り組んできたことがどれぐらい通じるか、はっきり分かるようなレースを心がけていきたいです。

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