中村航輔「結果を出すことが一番だった」 E-1選手権 北朝鮮戦後、選手コメント

スポーツナビ

昌子源(鹿島アントラーズ)

キャプテンマークを巻いた昌子は「うれしさというより、もうやるしかないという思いにさせられた」とコメント 【Getty Images】

「サッカーは勝ってナンボ」

 セットプレーのときに23番(キム・ユソン)のマークだったけれど、手でいろいろやってくるから、俺もレフェリーが見えないところでやり返したりとかいろいろありました。でも今日のレフェリーに関してはそんなに気になるところはなかったし、レベルは高かったと思います。

(個人的にも1カ月ぶりの勝利だが)そうですね。でも試合中にもし0−0で終わったら、またゼロかって思いましたよ。点が入らんなって。鹿島もそうですし、代表でもかって思いましたけれど、最後やってくれましたね。

(監督は前線の裏への動きが足りなかったと言っていたが)でも結構、低かったと思うんです、相手が。ブロックも、組織を作って速かったと思うんです。なので、裏に中途半端に蹴るより、ロングシュートを陽介が決めたけれど、ロングシュートをもっと増やせば、相手が焦って前に出てくるんじゃないかと思っていたけれど、ペナ(ルティーエリア)外からのシュート数が少なかったんじゃないかなと。あそこまで引いた相手にパス&クイックでやっていても勝てない。僕らもシュートを打っちゃいけないというルールはないですし。

 チームとしていろいろな課題も見えたし、いい場面もあった。でも勝たないと楽しく反省もできないし、そういう面でサッカーってやっぱり勝ってナンボだなってあらためて感じました。

(キャプテンマークを巻いたが)うれしさというより、もうやるしかないという思いにさせられた。いい方向です。各クラブでキャプテンマークを巻くような人たちがクラブと同じようなことをしてくれたので、チームがまとまるところは多かったと思います。危ないシーンはあったけれど、結果ゼロでしたし、0−0で終わりそうなところを、陽介が結果ゴールを決めたけれど、チームのゴールだったし、初戦で非常によかったです。

阿部浩之(川崎フロンターレ)

「レベルを上げていくために結果が必要」

(ドリブルでの持ち上がりがなかったら、最後の得点シーンもなかったが?)堅碁(川又)がいい動き出しをしてくれたので。ああいう動き出しがなかったら自分で仕掛けようかなと思っていました。前に2人残って、いい状態でカウンターを作れたというのは、チームとしての守り方もよかったし、よかった部分かなと思いました。

(イメージは)だいたいのイメージはできていました。秋君(倉田)もすごい時間を作っていたし、そういうことを自分もやりながら、ゴールに絡めたらなと思っていました。結果的にシュートは打てなかったですけれど、サイドで崩したりとかをもうちょっと時間があればやりたいと思います。

(短い時間だったが)相手もバテていましたが、普段やっていることをそのままやれば全然問題ないと思いました。もっともっと自分のレベルを上げていくために結果が必要ですし、その前にチームとして優勝することが大切かなと思います。

(最初から手応えを持って入れた?)自信はありますし、自信を持ってやらないといいプレーができないと思います。そこはあと2試合で出せたらと思います。(先発で出た場合のイメージは)今からイメージを作ります。中国を見てから。

(今野の落としから井手口が最後に決めたが)俺に落とせと思いました。今ちゃん(今野)に。でも陽介しか見ていなかったって(言っていた)。でも今ちゃんの素晴らしい判断だったので、よかったです。

川又堅碁(ジュビロ磐田)

「俺のゴールがほしい」と率直な思いを語った川又(左) 【Getty Images】

「俺のゴールがほしい」

(2015年の東アジアカップの時にいろいろな課題を口にしていたが、今回は?)落ち着いてプレーできるようになったんじゃないかと思います。いろいろな面で。(あの時の悔しさがずっと胸の中に?)あるし、あの後も帰ってトゥーさん(田中マルクス闘莉王)に教えてもらったり、監督とか周りの人とかにも球出しをしてもらったりした。それは今年入ったジュビロでも、名波(浩)さんに教えてもらったり、俊さん(中村俊輔)に教えてもらったり、コーチにDFついてもらったりとか、選手全員にもいろいろやってもらって、そういうのが出たけれど、それは今日たまたまだったかもしれませんしね。

 これがこうとかいうことはないけれど、そういうのは意識してやっていたし、多少なりとはできるようになっているんじゃないかと思うけれど、やっぱりゴールですよね。ゴールを決めなかったらFWの意味がないから。

(髪型は気合いの表れ?)はい。でも切り替えて、今日の試合は今日の試合やし、最後に井手口が決めてくれてチームに勝ち点3をもたらしてもらった。これを次の試合に生かさないといけない。2年前のあんな悔しい思いをしたくないし、正直ものすごく悔しかったですからね。そこから何年か(代表に)呼ばれない時期も長かったですし。

(最後、左サイドに流れた場面も中でボールを待ちたかった?)いや、あれはあれでよかったと思います。あそこにしかスペースがなかったので。クロスも俺のイメージとしては完璧だったし、今ちゃんに合わせたのも完璧やった。そこでゴールが生まれたのはポジティブだったけれど、俺のゴールがほしい。マジで。でもあんまり俺、俺にならないように、チームが勝てるゴールになればいいと思います。

倉田秋(ガンバ大阪)

「優勝することが一番の目標」

 本当にうれしかったですね。みんながワールドカップに向けての挑戦、アピール合戦ですけれど、チームでこの大会を優勝することが一番の目標なので、最後に決めて勝てたことは本当にうれしかったです。

(後半途中の監督からの指示は)キッカーを代われと。俺が蹴れと。(練習でもやっていた?)いや、練習ではやっていないです。

(北朝鮮にチャンスを作られるシーンも多かったが)相手にあまりボールを持たれていない中で作られていた。ボールを変に取られるから、相手が勢いに乗って前につけていい形を作られていました。仕掛けるにしても、もうちょっと相手のカウンターにならないような動きをする必要があったかなと思います。中国、韓国の方が迫力あると思うので、今日出た問題をみんなで解決したいです。

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