リングインにも無限大のこだわり 東京03豊本のプロレスあれこれ(20)
オーラ解放の瞬間がある武藤選手
これも僕の考え過ぎなのかもしれませんけども、足を前に出して入るスタンダードな形ですが身をくぐらす時だけ、光を消すんです。オーラを一瞬消す感じ。でリングインした時、すぐに“プロレスLOVE”ポーズ。その瞬間にオーラを全解放。めちゃくちゃ輝くんです。
もはや理由も裏付けもなく感覚の話ですけど、一瞬輝きを消すことにより、リングに入ってポーズを決めた瞬間が、より輝いて見えるんじゃないかと。
これは武藤選手の唯一無二のリングインです。
ロープをまたぐ高山選手の姿をもう一度
リングに入る時、身長の大きい選手はトップロープをまたいで入る選手もいます。自身の体の大きさを会場全体に伝える事ができます。
日本人では高山善廣選手がおなじみですね。
その高山選手が、試合中の負傷で、現在長期欠場中です。
頚髄(けいずい)完全損傷で回復の見込みなしと発表されました。首から下が動かないという深刻な状況です。
そのキャリアはUWFインターから始まり、新日本、全日本、ノアなどさまざまな団体をわたり歩き、いく先々でベルトを巻きました。さらにPRIDEではドン・フライとの殴り合いで世間にインパクトを与えるという、常にプロレス界を背負い、戦いの最前線にいた高山選手。
2004年には脳梗塞で倒れましたが、2年をかけて復活。再び戦いの最前線に。
しかし、今回の事は本当に驚きました。
百戦錬磨の高山選手でありながら、試合中のアクシデント。
本当にプロレスラーは命がけです。
ただ、プロレスラーは強い上に、奇跡を起こす人たちです。僕たちににできるのは応援する事と待つ事。あとは信じる事です。
なお、新日本、全日本、ノアや大日本、DDTなど多くのプロレス会場で治療費の募金箱が設置されてるほか、高山選手のブログにも、募金の事が書いてあります。
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