気象データで狙える高配当馬券 酷暑予報のセントウルS激走穴馬はコレ!

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開幕週で穴をあけるのはローカルで活躍した「夏馬」

秋の阪神開幕週夏競馬の延長として捉えるのが妥当。写真は2016年セントウルS 【netkeiba.com】

 秋競馬のスタートといっても気候的には残暑が続き、とくに秋の阪神開催はオール野芝で施行される点で夏競馬の延長として捉えるのが妥当です。中央開催の開幕週で「秋競馬」に様変わりした途端、ローカル競馬で活躍した「夏馬」が軽視される傾向にあり、そこに配当面での妙味が生まれます。

 昨年は2番人気だったネロを軸に人気薄の夏馬を絡めて、3連単15,990円、そして3連複でも5,050円の中穴を仕留めることができました。3着に食い込んだラヴァーズポイントはCBC賞で2着だったにも関わらず、無視されたような9番人気。前走の北九州記念が11着で、CBC賞での好走は50キロのハンデに恵まれてのものとフロック視された印象がありました。季節馬の特徴として、条件替わりでも走ってしまう怖さがあり、得意な気温レベルなら巻き返してくることが多く、凡走しても目が離せません。ラヴァーズポイントの気候成績は、暑〜酷暑[2-3-3-4]に対して寒〜涼[0-1-1-9]で夏場に集中して好走、冬場に凡走を繰り返す典型的な夏馬。この馬を馬券に絡めるのに、時間はかかりませんでした。

 もともと私は配当妙味のある季節馬を特定するため、レースを気温で区分して、競走成績と合わせたデータベースを作成しています。区分の仕方は「寒」:12度未満、「涼」:12度以上18度未満、「暖」:18度以上25度未満、「暑」:25度以上30度未満、30度以上を「酷暑」としていますが、ここではまず、今年のセントウルSの出走予定馬について、本番で予想される25度以上の暑〜酷暑レース成績と季節、開幕週で求められる高速馬場への適性と評価を行いました。季節◎は暑い夏場を中心に走る季節馬、○は暑い時期でも高いパフォーマンスを発揮できるという独自の観点で評価し、高速馬場、時計勝負に強い馬を◎○の2段階で評価しています。

セントウルS今年の主な出走馬の成績と季節・高速馬場の評価 【netkeiba.com】

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