侍J大学代表、長い強化期間で新星登場 ユニバで2大会連続の金メダルを目指す
突出した選手はいないが粒ぞろい
だが選考合宿から自ら武器と話す「相手に向かって行く投球」でアピール。相手打者のインコースを果敢につき外角でかわす、ゾーンを広く使った投球と鋭いタテの変化球で首脳陣の信頼をつかんだ。日米大学野球では中継ぎとして3試合8イニングに登板し無失点に抑えた。善波監督は「ユニバーシアードでも厳しい場面で行ってもらうつもり」と全幅の信頼を置いている。
開催国・台湾はプロ選手も招集
※カッコ内は試合開催予定日
開催国で前回金メダルを分け合った台湾は、前回と同じく元阪神の郭李建夫監督が率いて強化に時間をかけてきた。また、大会ルールでは前年に卒業した者も出場可能なため、現在は台湾プロ野球・統一で4番を打つ蘇智傑も招集し、金メダル獲得に心血を注いでいる(また兵役免除の対象大会でもある)。こうした強国との対戦や選手村で暮らす環境の国際競技大会で、若き侍ジャパン戦士がどのような活躍を遂げるのか楽しみだ。