ピオネロ(先駆者)アシヤもきっと応援 「競馬巴投げ!第150回」1万円馬券勝負

乗峯栄一

関屋記念出走の関西馬の写真がない……

 いつものように写真説明から入りたかったのだが、春、水曜に文芸科非常勤講師の仕事が入って、トレセン追い切り日と重なり、さぼり気味になったのが、ここにきてボディーブローのように効いてきた。

 はじめ、関屋記念の予想をするつもりでいたのだが、関西馬5頭の写真が全くない。「しょうがない、写真なしでいくか」とも思ったが、「待てよ、同じGIIIのエルムSがある」と、こちらの写真ストックを探してみると、3枚はある。

 まことに手前勝手な理由ではあるが、写真ストックという、それだけのせいで、エルムSの予想をさせてもらう。秋からはまた、水曜、トレセン追い切りに行く予定なので、今回はご容赦ください。

[写真1]は7歳クリノスターオー、13年6月の写真です。重賞三勝しているが、ここ2年ほどは2着、3着の惜敗が続いている。

[写真2]は6歳ピオネロ。ずっと好調を維持しているが、惜敗が多く、もう一つ突き抜けない。

[写真3]は6歳メイショウスミトモ。このところ勝利から離れているが、去年の夏も2勝しているし、北海道の合う馬だ。

あの脚はピオネロ本格化とみるべき

 テイエムジンソクが3連勝、特に前走は逃げてブッチ切りの圧勝だけに、この馬が一番人気になるのは仕方ないところだが、もう一つの注目前走は盛岡のマーキュリーCだ。このレース、勝ったミツバは外のまくりやすい位置取りだったが、今回出走している2、3、4着のピオネロ、クリノスターオー、ドリームキラリ、この3頭の位置が問題である。一番苦しかったのは、先頭集団の後ろにいて、外にも出せない、内もつけないピオネロだった。じっと我慢して、直線の短い盛岡で最後の一瞬の隙間を待って2着に突っ込んできたあの脚は本格化とみるべきだ。

 単(9)ピオネロ千円。三連単頭(9)固定、ヒモに(4)テイエムジンソク、(3)ドリームキラリ、(11)クリノスターオー、(1)コスモカナディアン、(2)ロンドンタウン、(10)モンドグラッセの6頭。計30点各三百円。総計一万円で勝負。

乗峯栄一の1万円馬券勝負!2017夏の陣

<今週の1万円勝負(エルムS)>
単勝(9)ピオネロ×1,000円
3連単(9)ピオネロ1着軸固定→(4)(3)(11)(1)(2)(10)[30点]×300円=9,000円

<先週の1万円勝負(クイーンS)>
単勝(1)トーセンビクトリー×1,000円⇒ハズレ
3連単(1)トーセンビクトリー軸マルチ→(11)(12)(2)(6)(4)(8)[90点]×100円=9,000円
的中!(100円×298倍)=2万9,800円(+2万800円

<前回までの収支>
+89万6,920円−1,000円+2万800円=+91万6,720円

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著者プロフィール

 1955年岡山県生まれ。文筆業。92年「奈良林さんのアドバイス」で「小説新潮」新人賞佳作受賞。98年「なにわ忠臣蔵伝説」で朝日新人文学賞受賞。92年より大阪スポニチで競馬コラム連載中で、そのせいで折あらば栗東トレセンに出向いている。著書に「なにわ忠臣蔵伝説」(朝日出版社)「いつかバラの花咲く馬券を」(アールズ出版)等。ブログ「乗峯栄一のトレセン・リポート」

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