上位人気全滅……大波乱が続く中京記念 データ推奨の高配使者はピークトラム!

JRA-VANデータラボ

マイル戦となった2012年以降、上位人気馬は苦戦

 今週は中京競馬場で、サマーマイルシリーズ第1戦・中京記念が行われる。昨年は1〜3番人気がすべて2桁着順大敗を喫するなど、2012年にマイル戦となって以来、上位人気馬の連対は皆無というこの一戦。今年、波乱の立役者となるのはどの馬か、過去の傾向を探ってみたい。データの分析には、JRA-VAN Data Lab.とTarget frontier JV、馬天楼 for データde出〜たを利用した。

人気別成績

表1 【画像提供:JRA-VANデータラボ】

 冒頭にも触れたように、この時期の1600m戦となった過去5年は穴馬ばかりが連対し、4番人気以内は連対なし、そして1〜2番人気は馬券圏内すらない。その分、好成績を収めているのは5〜7番人気。また、2桁人気馬も5年で4頭が馬券圏内、3頭が連対を果たしており、まずは穴馬を何頭も拾っていきたいレースだ。なお3連単の配当は、7→6→4番人気で決着した昨年の8万馬券が最低で、その他は23〜42万馬券となっている。

単勝オッズ別成績

表2 【画像提供:JRA-VANデータラボ】

1番人気5頭の単勝オッズは3.5〜5.3倍。ハンデ戦で行われることもあって人気は割れるが、3倍台でも1頭のみ(昨年のダッシングブレイズ)と、レース前から混戦ムードが漂っていることがわかる。その単勝オッズ別で見ると、5倍未満は好走なし、7倍未満は連対なし。人気面と併せて、単勝オッズも参考にしたい。なお、表1で2桁人気馬4頭が好走していたが、単勝オッズの最高は13年2着・ミッキードリームの45.8倍。穴馬も50倍以上では苦しい

性齢別成績

表3 【画像提供:JRA-VANデータラボ】

 年齢別では5、6歳馬が優勢で、牡牝合わせて連対馬10頭中9頭が5〜6歳馬。7歳以上は2着1回のみ(14年ミッキードリーム・11番人気)だが、出走14頭中10頭が2桁人気だけに仕方ないところ。対して3〜4歳は10頭中7頭が5番人気以内で連対なしという結果に終わっている。

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