吉田「後半は必ず向こうが落ちてくる」 W杯最終予選イラク戦前日 選手コメント

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イラク戦に向け前日練習に臨んだ日本代表。練習後のコメントはイランの暑さに関するコメントが目立った 【スポーツナビ】

 サッカー日本代表は13日、イランのPASスタジアムでワールドカップ(W杯)アジア最終予選イラク戦に臨む。試合を翌日に控えた12日、選手たちがトレーニングを行い、メディア対応に応じた。

 大迫勇也が「今までで一番暑いかもしれない」と語るなど、選手たちからはイランの暑さに関するコメントが目立った。吉田麻也は「後ろはしっかりと我慢して、後半は必ず向こうが落ちてくる。落ちてきたところで仕留めることができればいい展開」と理想のゲームプランを掲げ、「サッカーなので、思いどおりにはならないですけれど、苦しい時にしっかり踏ん張れるようにしたい」と意気込みを語った。

吉田麻也(サウサンプトン/イングランド)

吉田は暑さやピッチの状態、審判などの環境を踏まえて「賢く戦わないといけない」とコメント 【スポーツナビ】

「明日は賢く戦わないといけない」

(ピッチの状態について)ところどころイレギュラーなところがあるので、それを想定しながらプレーしないといけないし、ボールを失っても自分たちの陣形を整えられるようにしないといけない。

 暑さと乾燥があるので、のどの渇きが相当あると思う。暑さによる集中力の欠如や判断ミスも起こり得るので、そういうことを想定してお互いにカバーしあいながらプレーしないといけないですね。自分たちのミスからピンチを招くと、フィジカル的にも精神的にもきつくなるので、明日は賢く戦わないといけない。監督が求めるサッカーもありますけれど、状況や時間帯に応じてやっていかないといけない時もあると思います。

(イラクに対して気を付けないといけないことは)ほとんどの選手がリオ(デジャネイロ五輪)世代で、次の大会を見据えて監督も代えてきている。どの選手もアピールしたいというモチベーションはあると思います。若いチームなので、あまり勢いに乗せないように、まずは先制点を与えないようにしたいです。後ろはしっかりと我慢して、後半は必ず向こうが落ちてくる。落ちてきたところで仕留めることができればいい展開かなと思います。サッカーなので、思いどおりにはならないですけれど、苦しい時にしっかり踏ん張れるようにしたいです。

(中盤の選手へのサポートは)今までにないくらい若いメンバーが招集されて、けが人が出ています。経験のある選手が試合に出ていない状況があったりするけれど、そこを僕も含めてうまくリードしていかなければならないし、審判だったり環境を踏まえてプレーしないといけない。賢くプレーするというのは、そういう部分も含まれると思います。

大迫勇也(ケルン/ドイツ)

大迫は受け身にならないことをポイントに挙げた 【スポーツナビ】

「受け身にならず、やるべきことをやる」

(会場のPASスタジアムについて)昨日、一昨日の(練習場の)ピッチよりはいいと思います。(イラクには長身のDFがいるようだが?)そんなに大きくはないんじゃないですか。

(明日も暑い中での試合になる)この環境でサッカーをすることはなかなかない。今までで一番暑いかもしれないけれど、相手も一緒なので、気持ちの部分で切らさないようにしたいと、皆とも話をしています。受け身にはならず、やるべきことはしっかりとやりたいです。

(監督から言われたことは)戦術的なことが多いですね。今は僕が起点を作って両サイドが入ってきて点を取るという形になっているので、もっと違う形も作っていきたいですし、サイドが起点を作って僕がゴール前に入っていく形ももっとやっていかないといけないという話は監督ともしています。

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