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一長一短、データで強調できる馬はなく
フローラSは思わぬ高配決着に要注意

打倒・桜花賞組に名乗りを挙げるのは?

 フローラSの1〜3着馬にはオークスの優先出走権が与えられる。今年の3歳牝馬路線はタレント豊富とされ、このレースにも素質を秘めた馬がエントリーしてきた。ここでいい走りを見せれば、桜花賞組と激突が楽しみになる。そんなフローラSのレース傾向を、過去10年の結果から読み解いてみたい。データの分析には、JRA-VAN DataLab.とTARGET frontier JVを利用した。

人気別成績

[表1]
[表1]【画像提供:JRA-VANデータラボ】

 表1は人気別成績。過去10年で1番人気が5勝、2〜4番人気が計4勝となっており、穴馬らしい穴馬が勝ったケースは9番人気のバウンシーチューンが制した11年の1回しかない。この年は重馬場ということも影響したのか、2着にも15番人気馬が入る大荒れの決着となった。ただし、3着には8番人気以下が突っ込んだケースが5回もあるので、ここは手広くフォローしたいところだ。

枠番別成績

[表2]
[表2]【画像提供:JRA-VANデータラボ】

 表2は枠番別成績。注目したいのは複勝回収率で、1枠が250%、3枠が290%と内枠の数値が非常に高くなっている。一方、5〜8枠の回収率は単複ともに総じて低く、「5〜8枠で6番人気以下」というデータをとると【0.0.2.70】で、穴馬の激走は滅多にないことがわかる。フローラSで人気薄を狙うのであれば内枠から選ぶのがいいだろう。

前走距離別成績(芝のみ)

[表3]
[表3]【画像提供:JRA-VANデータラボ】

 表3は前走距離別成績。なお、前走でダートを走っていた馬は距離を問わず好走がないため、集計対象は芝のみとした。出走例が多い前走距離は1600m、1800m、2000mで、そのなかで好走例が多く、好走率も高いのは1800mとなっている。400mの距離延長となる1600mが振るわないのはともかく、フローラSと同じ2000mの成績が低調なのは意外な感もある。また、出走例は少ないものの、前走が2400mだった馬は3回走って3着2回、複勝回収率913%となっており、該当馬がいたら要注意となる。

前走クラス別成績

[表4]
[表4]【画像提供:JRA-VANデータラボ】

 表4は前走クラス別成績。出走例、好走例が多いのは前走500万下と前走G3だが、どちらも単勝回収率は20%台で、人気馬しか勝っていない様子が見てとれる。ただし、前走500万下は複勝回収率157%で、いわゆるヒモ穴を狙うとすればこちらだ。また、前走で未勝利戦を勝ち上がったばかりの馬にもチャンスはあるが、前走で新馬戦を勝ち上がったキャリア1戦馬では苦しいようだ。


 前走G1と前走オープン特別は、好走例がいずれも1回のみ。前走G1で好走したのは07年3着のイクスキューズで、桜花賞5着から中1週の厳しいローテーションだったが、桜花賞で掲示板クラスの馬が出てくればさすがに有力なのだろう。前走オープン特別で好走したのは16年のチェッキーノ。こちらはアネモネS1着からの臨戦で、この組で前走1着だったのはこの馬だけ。前走で2着以下に敗れていた残り17頭は、すべて好走できなかった。

JRA-VANデータラボ