ボートレース津の「G1開設72周年記念 ツッキー王座決定戦」は7日、序盤が終了した。2日目を振り返ると、この日も東からの追い風2メートルで1Rを開始。終日、風向は変わることなく、風速も2～3メートルのコンディションだった。決まり手は逃げが最多の7本、差しとまくり差しが2本ずつ、まくりが1本だった。

　2日目の配当面は7、8Rで3連単万舟券が出現。7Rは黒井達矢（埼玉出身・埼玉支部36歳）【写真上】が4コースから2番差しを届かせ、2マークを先取りして押し切った。「前半の2Rも足は悪くなかったけれど、手前の向きが不安定でした。後半はそこを求めて調整をして、行きたいところへ行けました」と軌道修正に成功。3日目は10R6枠だが、枠番ハンデを克服可能な仕上がりだ。

　2日目8Rでは、松田祐季（福井出身・福井支部38歳）【写真上】が2コースからコンマ10のトップショットを決めてまくりを決めた。「スタートは少し様子を見ました。1番（豊田健士郎）より良かったですね」と振り返った。今節のパートナーである31号機は2連対率25.6％でワーストの数字だが「試運転でいい人と足合わせをすると少し弱い感じがするけれど、レースへ行ったらそんなに悪くない。レースはできるし、ワーストって感じはないですよ」と大崩れのない（3･4･1着）走りを見せている。3日目は7R1枠と待望の絶好枠が巡ってくる。

　予選の2日間を終えて得点率トップは宮地元輝（佐賀出身・佐賀支部37歳）【冒頭の写真】。2日目は5Rで3コースからまくり差し、後半の11Rは1コースから逃げ切って連勝を飾った。「今節はモーターがしっかりしていますね。調整をよっぽど外さない限り中堅上位はあると思うし、うまく合わせられればそれ以上にもなりそうです」と70号機に十分な手応えを感じている。「津は相性がいいんですよ。あまり来る回数は少ないけれど、勝率はかなり稼がせてもらっています」と当地の通算勝率7.04は全国24場の中で最も高い数字で津とは好相性。3日目は9R6枠と試練の1走だが、乗り越えるか。

　2日目メインの12R「達人ドリーム」は、1枠の井口佳典が1コースから逃げ切り地元の意地を見せた。「初日は全く合っていなかったけれど、モーターを洗浄してプロペラをやって、2日目はいい方向へ持ってこれました」と上積みがあったことを強調していた。3日目は6R6枠と11R4枠の2走だ。

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