【リアルジャパン】3度目の戴冠を目指すスーパータイガー 王者・大谷に“殺人キック”で挑む!

長谷川亮

Sタイガー「新しい世界を切り開いていく」

レジェンド王者・大谷に挑むスーパー・タイガー(右)が会見で意気込みを語った 【長谷川亮】

 リアルジャパンプロレス「初代タイガーマスク黄金伝説『LEGEND OF THE GOLD 此戞廖複慣遑横憩?東京・後楽園ホール)の全対戦カード発表会見が28日、都内・リアルジャパン本部で行われた。

 メインイベントは昨年9月に船木誠勝を破り、12月にはタカ・クノウを降して初防衛を果たした第11代レジェンド王者・大谷晋二郎にスーパー・タイガーが挑むタイトルマッチ(大谷は26日のZERO1で高岩竜一を破り2度目の防衛も果たしている)。

 会見に臨んだスーパーは「この3月でスーパー・タイガーになって10年、この10年から先の道をいかに切り開くか。そしてスーパー・タイガー、ストロングスタイルをいかに満天下に示していくのか。大谷選手は僕自身にとって壁となる、超えなきゃいけない存在で、炎のように熱い思いを持ったレスリングをやる選手。それを乗り越えることで新しい世界を切り開いていく。そういう思いで今回のタイトルマッチに挑んでいきたい」と節目の大一番へ意気込みをコメント。

 師であり、この一番を見守る形となる初代タイガーマスクも「昭和のストロングスタイル、昭和の新日本プロレス復活のため、本当に面白い試合を見て頂ければ。ストロングスタイルの極限の試合を展開して、素晴らしいドラマが展開されていくことになると思う」と、かねてより高く評価する大谷とスーパーの試合に期待を寄せた。

大谷とは初対決となるスーパータイガー

初対決となる大谷に対し「熱い戦いを僕自身のものにしっかり入れ、気持ちをぶつけていきたい」と語る 【長谷川亮】

 昨年末にリング復帰した初代は最近もスーパーに稽古をつけているといい、「文句ないスピードで、ものすごい蹴りをやっていた。これが大谷選手にヒットしたらどうなるか。非常に楽しみでしょうがありません。“殺人キック”という名前をつけるぐらいスゴい蹴りを出すし、すごい練習をやってます」と太鼓判。「大谷選手もプロですから耐えるでしょうし、でも、その大谷選手を打ち破っていく蹴りも見てみたい。“ストロングスタイルとは何が違うのか”というのを後楽園ホールに来てくれるお客さんに示してもらいたい」と2人の好勝負を予見した。

 スーパーはタッグマッチも含め意外にもこれが大谷とは初対決。高岩を迎え行われたばかりのV2戦もチェックしており、その印象を次のように語る。

「高岩選手も調子が良かったのでどっちが来るかと思いましたが、その上で防衛した大谷選手の強さ、懐の深さというのを改めて思いました。今まで関わりそうで関わってきませんでしたが、僕自身の新しい扉を開ける印象で、相手の力を自分の力に変えられるよう、大谷選手の熱い戦いを僕自身のものにしっかり入れて、僕の気持ちもぶつけていきたい」

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著者プロフィール

1977年、東京都出身。「ゴング格闘技」編集部を経て2005年よりフリーのライターに。格闘技を中心に取材を行い、同年よりスポーツナビにも執筆を開始。そのほか映画関連やコラムの執筆、ドキュメンタリー映画『琉球シネマパラダイス』(2017)『沖縄工芸パラダイス』(2019)の監督も。

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