わたくしも妻も6を買うと断言できます 「競馬巴投げ!第141回」1万円馬券勝負

乗峯栄一

「乗峯、さすが、ほーおぉ」と言ってもいい

 とりあえず、まず写真の説明からと、いつものように言いたいのだけど、今週は20日の月曜まで競馬があったことで、「水曜追い」のところが「木曜追い」に変更された。変更されたといっても、トレセン全体でそう決められたという訳ではなくて、やっぱり水曜に追い切る厩舎もなかにはある。もちろん坂路や逍遥馬道には姿を見せず、厩舎周りでのアップとコース追いをやる厩舎もある。

 てなことを色々言い訳しつつ、つまり、あまり宮記念出走の馬を撮影できなかったということであります。

[写真1]は阪神Cを勝ったシュウジ。

[写真2]はここ5戦で4勝ののぼり馬メラグラーナ。

[写真3]は前走の重賞を豪脚で差しきった復活傾向の桜花賞馬レッツゴードンキ。

[写真4]は阪神C、京都金杯と惜しい3着が続いている堅実馬フィエロ。

 この4頭が、おそらく関西馬の、上から4頭の人気馬になるはずだ。つまり「残念ながら多くの馬を撮影できなかったと謙遜しながら、乗峯、やるべき仕事はやってるじゃないか」と呟く読者がいてもおかしくはない。籠池なにがしが「証拠のファクスはございます」と返答したときに、国会議員たちが素人のように「ほーおぉ」と感嘆の溜息をついたように、「乗峯、さすが、ほーおぉ」と言ってもいいぐらいものはある

[写真5]ティーハーフ 【写真:乗峯栄一】

[写真5]はかつては千二の重賞も勝っている穴馬ティーハーフだ。

先行堅実セイウンコウセイを狙う!

 それで肝心の予想だが、やはり短距離GI「ミッキーアイルが引退して、いない」ことの影響は大きい。ミッキーアイル、古馬になってからは「逃げるだけ」のイメージはなかったが「ミッキーアイルに楽に逃げさせてはとても追いつけない」という恐れのようなものは各陣営にあった。

 今回はどの馬がハナを切るのかも分からないし、「××がハナを切ったら怖い」というイメージを持つ馬もいない。スプリンターズSを勝った関東馬レッドファルクス、阪神Cを勝ったシュウジ、かつては逃げ馬だったレッツゴードンキたち有力馬は、そろって中団、あるいは後方からの追い込みの脚質だ。

 こういうときには、逆に前にいて、あるいは先行も辞さないという自在脚の馬に有利に運ぶはずだ。何といっても千二の短距離戦なのだから。

 関東馬セイウンコウセイを狙う。この馬、着順もそうだが、位置取りが、必ず2番手、3番手あたりで、大変安定していて、しかもゴール前では必ず先行馬を交わす脚を見せる。こういう“先行堅実馬”が後方からの追い込み馬たちを尻目に最初にゴールを駆け抜ける。

 単(6)セイウンコウセイに千円。三連単(6)頭固定、ヒモに(12)メラグラーナ、(7)レッドファルクス、(9)シュウジ、(2)フィエロ、(3)レッツゴードンキ、(13)ソルヴェイグの6頭で30点、各三百円。総計一万円で勝負。

 GI複勝コロガシ第2戦。(6)に1800円。

乗峯栄一の1万円馬券勝負! 2017春の陣

<今週の1万円勝負(高松宮記念)>
単勝(6)セイウンコウセイ×1,000円
3連単(6)セイウンコウセイ1着軸固定→(12)(7)(9)(2)(3)(13)[30点]×300円=9,000円

<前回の1万円勝負(阪神大賞典)>
単勝(3)シュヴァルグラン×1,000円⇒ハズレ
3連単(3)シュヴァルグラン1着軸固定→(9)(7)(4)(8)(10)(2)[30点]×300円=9,000円⇒ハズレ

<前回までの収支>
−7,280円−10,000円=−17,280円

2017春のGI複勝コロガシ

フェブラリーS……複勝(3)ゴールドドリーム×1,000円⇒的中(×1.8)=1,800円
高松宮記念…………複勝(6)セイウンコウセイ×1,800円

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著者プロフィール

 1955年岡山県生まれ。文筆業。92年「奈良林さんのアドバイス」で「小説新潮」新人賞佳作受賞。98年「なにわ忠臣蔵伝説」で朝日新人文学賞受賞。92年より大阪スポニチで競馬コラム連載中で、そのせいで折あらば栗東トレセンに出向いている。著書に「なにわ忠臣蔵伝説」(朝日出版社)「いつかバラの花咲く馬券を」(アールズ出版)等。ブログ「乗峯栄一のトレセン・リポート」

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