<国内男子ゴルフ>石川はホストVを逃して泣いた「来週はやってやろう、という気持ち」

日本ゴルフツアー機構 (JGTO)
チーム・協会

【©JGTOimages】

賞金レースと賞金シード争い「第43回 カシオワールドオープン」

11月21日ー24日 kochi黒潮カントリークラブ(高知県)7350yard・par72 ▼ 24日・大会最終日

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カシオ所属の石川遼は、ホストVを逃して泣いた。

1差の3位タイから出て、優勝の岩田とは3差打差4位。
「ずっと自分のゴルフができなかった」と、目頭を押さえた。
「自分の責任意外なにものでもない。朝イチからずっとひどかった。なかなかペースをつかめなかった。悔しいです」と、声を震わせた。

前週の「ダンロップフェニックス」の後半6番から続けた自身のボギーなし記録は、最終日の2番パー3で途切れた。
ティショットが右手前のバンカーに入り、難しいライからの脱出でも乗らず、3オン2パット。
「自分としては痛かった」と、その後はティショットがまたバンカーに入った5番や、6番のバーディですぐ挽回したが、またすぐ1メートルを逃した8番、11番とボギーを吐き出し、追いあぐねてずるずると後退。

序盤から、パットが引っ掛け気味に感じていたという。

「それで8番で外して。あそこで2パットで行けていれば気持ちも落ち着いたかなと思ったんですけど。この一打しっかり決めてという、変な邪念も入ったと思うし、それまでのパッティングのフィーリングもあいまって、ごちゃごちゃになって、ミスになったなというのがあって、それからは苦しかった」と、苦悶した。

2日続けての強風も悩ましくした。

「昨日の今日だったので、そんなに難しく感じませんでした。難しく感じなかったからこそボギーが先行して、バーディ1個来て、ここからと言うときにまたボギーが来て、なんか今日そんなに難しくないよな、と思うことで、さらに焦ったというか、自分で難しくしてしまっているという気持ちになった」と、冷静さも失われていた。

主催のカシオ計算機と所属契約を結んだのは2013年。今年3月には、さらに2年の契約更新が発表された。
折に触れて「良いときも悪いときも支えてきてもらった」と語り、恩義も厚い。

過去13回の出場で、2位が3回(2009、15、17年)。
恩返しの大会初制覇は今年も届かなかった。

「完全に自分に負けた。それが一番悔しいですね」と断じた。

前週の賞金5位から、ワンランクダウンの6位で、今週のシーズン最終戦「ゴルフ日本シリーズJTカップ」へ。
それでも、大逆転賞金王のチャンスは残した。
「その分、来週やってやろう、という気持ちです」。
大会2勝(2015、19年)を誇る得意の庭(東京よみうりCC)で、3度目の有終の美を狙う。
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