歴史的な逆転劇の陰に潜むバルサの問題点 デポルティーボ戦の敗戦を教訓に
準々決勝ではユベントスと対戦
シーズンの山場を迎えた今もプレー内容の改善が見られないバルセロナだが、果たして…… 【写真:ロイター/アフロ】
「われわれはレフェリーのせいで敗れたが、同時にバルセロナに敗れ、自分たちに敗れた」
はたしてバルセロナは、恐らくPSGほど消極的に戦うことはないだろうレアル・マドリーやバイエルン・ミュンヘン、ユベントス、アトレティコ・マドリーといった相手からも、0−4からの逆転を成し得ただろうか。答えは明らかなように思える。17日、準々決勝でバルセロナはユベントスと対戦することが決まった。
敗戦という結果とは別に、デポルティーボ戦はシーズンの山場を迎えた今もプレー内容の改善が見られず、スター選手たちも最高のパフォーマンスを取り戻せていないバルセロナの限界をよく示した一戦だった。
どうかPSG戦の狂騒が、プレー内容や個々のパフォーマンスに潜む問題点を覆い隠すことがないように――。そうでなければ、恐らくバルセロナは高い代償を払うことになるだろう。
今ならまだ、時間はあるのだ。
(翻訳:工藤拓)