小久保監督「勝ってホッとした」 日本vs.イスラエルの試合後会見

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「最後まで全力で戦えたことは誇り」

以下はイスラエル・ウェインスタイン監督の一問一答。

――2次ラウンド最終戦を終えて?

 まず第一に、ガッカリしている。しかしながら敗れた2試合ともに接戦だった。日本は本当に素晴らしいチームで、真のチームと言えた。投球、打席、一つの無駄もない素晴らしいチームだった。勝者をたたえたいと思っています。

――今日の勝敗を分けた要因は?

 日本の左バッターが非常に大きなホームランを打って、詰まった当たりがセンターの前に落ちた。あの2つの瞬間がゲームの流れを作り出したと思う。

――9回表に3得点で意地を見せたと思うが?

 それについては良かった。私たちの特徴を生かせたと思います。諦めない心を持って、9回の最後の攻撃まで全力で戦えたことは誇らしく思います。

「この結果に大きな驚きはない」

――いい意味で周囲の期待を裏切った今大会を振り返って?

 多くの方が台風の目のように感じてくださったことを非常に喜ばしく思っている。ただ、周りは喜んでいても、ロッカーの中ではそれほど大きな喜び、驚きはなかった。私たちは自分たちができると思っていた。28人の選手はイスラエルを代表してよく戦ってくれた。

――今大会の戦いを踏まえてイスラエル代表が次に目指すところは?

 私自身はアリゾナに戻って、ロッキーズ2Aの監督に戻る。私の希望としては、イスラエルの若手選手が国のサポートを受けながらプレーして、イスラエル国内で野球が盛んになってもらいたい。そのためには私も協力する。そして次回のWBCでイスラエルの監督は、おそらくこんな言葉を言うでしょう。「イスラエルで生まれ育った選手がついにイスラエル代表の選手として素晴らしい活躍をしてくれた」。そういう風にコメントしてくれる日が来てくれることを、私は期待しています。

――もう一方の2次ラウンドF組の国々の情報も多く持っていると思うが、どこが勝ち上がってくるでしょうか?

 どこが勝ち上がってもおかしくない。攻撃力はオランダもあるし、投手力は日本も非常にいい。アメリカ、ドミニカ共和国、ベネズエラ、プエルトリコのどこが上がってきても、オランダと日本は非常に素晴らしい準決勝、決勝を繰り広げてくれると思います。私はテレビの前で楽しみながら観戦したい。

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