サーブで苦しむも攻め続けたセリーナ
ナダル8強入り 次戦はラオニッチ
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相手への警戒感でサーブミス増える

GS優勝回数単独首位に向け、8強に勝ち上がったセリーナ・ウィリアムズ
GS優勝回数単独首位に向け、8強に勝ち上がったセリーナ・ウィリアムズ【写真:ロイター/アフロ】

 テニスの全豪オープン大会8日目、トップシードがぞろぞろと崩れる大荒れの大会の中、男女シングルスの第1、第2シードで生き残っているのは、女子の第2シード、セリーナ・ウィリアムズ(米国)だけとなった。


 そのセリーナが危ない橋を渡った。第16シードのバルボラ・ストリコバ(チェコ)は経験豊富な大物食いで、2014年のウィンブルドンではリー・ナ(中国)、キャロライン・ウォズニアッキ(デンマーク)を倒してベスト8に入ったこともある。


「どんなボールも返してくるし、クセ球で球筋が読めず、つかまえどころがない」


 そんな警戒感も働いたのだろう、セリーナは最大の武器、ビッグサーブが入らずに苦しい展開だった。2、3回戦では1度しか許さなかったサービスブレークだったが、第1セットだけで3度もブレークされる嫌な流れ。サーブが思うように入らないことはグランドスラムの長丁場では起きうるが、セリーナは気持ちを切らさず、リターンゲームによく集中した。ブレークされてもすぐブレークバックを続け、5−4で迎えた相手サーブの第10ゲーム、4本のセットポイントをかわされたが、第12ゲームまで攻め続け、粘るストリコバをようやく突き離してセットを奪った。


 第2セットもファーストサーブの確率34%と低かったが、冷静にこれまでの経験を生かした。

セリーナ、GS単独優勝記録更新なるか

相手への警戒心からサーブで苦しんだが、それでも最後まで攻め続けた
相手への警戒心からサーブで苦しんだが、それでも最後まで攻め続けた【写真:ロイター/アフロ】

「セリーナのプレッシャーがすごかった。よほどいいサーブを入れなければリターンエースがあり、さもなければラリーで押され続ける。対戦は久しぶりだったけど、セリーナは何も変わっていないわね」(ストリコバ)


 35歳になったセリーナは、婚約を発表したばかりで、ビジネス界のセレブと言われる婚約者も家族席に加わっている。上位シード勢がこぼれていく流れは、新たな気持ちで迎えたシーズン最初のグランドスラムの見晴らしをさらに良好にしているようだ。


 準々決勝は、前哨戦で優勝して波に乗り、しかも地元出身で人気者のジョアンナ・コンタ(イギリス)。セリーナのグランドスラム通算優勝回数22はシュテフィ・グラフ(ドイツ)と並ぶ記録だが、コンタを突破すれば、単独記録へ大きく近づく。

イストミンの快進撃は終了

ナダルはモンフィスを破り準々決勝へ
ナダルはモンフィスを破り準々決勝へ【写真:ロイター/アフロ】

 セリーナを軸にしたこの日の女子は、第5シードのカロリナ・プリスコバ(チェコ)とともに、34歳のミリヤナ・ルチッチ=バロニ(クロアチア)が、18年ぶりにメジャー8強を決めている。ウィンブルドンでベスト4に躍り出たのが1999年というのだから驚きだが、ルチッチ=バロニは女子ダブルスでも勝ち残っており、準々決勝で穂積絵莉(橋本総業)・加藤未唯(佐川印刷)ペアと対戦する。


 男子では、ロジャー・フェデラー(スイス)の後継者として注目のグリゴル・ディミトロフ(ブルガリア)がノバク・ジョコビッチ(セルビア)を倒したデニス・イストミン(ウズベキスタン)を撃破。準々決勝では、第8シードのドミニク・ティエム(オーストリア)を退けて全豪では初めて8強入りしたダビド・ゴフィン(ベルギー)と対戦する。


 また、復活をねらう第9シードのラファエル・ナダル(スペイン)もガエル・モンフィス(フランス)の追い上げをかわして、ベスト8に進出した。次の相手は第3シードのミロシュ・ラオニッチ(カナダ)だ。


文:武田薫


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