専攻突撃シャケトラ 日経新春杯 「競馬巴投げ!第137回」1万円馬券勝負

乗峯栄一

日経新春杯出走馬の写真紹介から

 まず写真の説明を。

[写真1]はカフジプリンス。菊花賞(8着)週の撮影。菊花賞のあと年末のレースで勝っている。昨年二度目の全国リーディングに輝いた矢作厩舎、今年も早々と重賞を勝つか。

[写真2]はダコールで、去年のマイルCS週の撮影。もう明け9歳になる。ダービー当日、デットーリが乗りに来て、モハメド殿下もやってきたあのデボネアの同級生だ。隣の馬房に寂しそうにいたのを思い出す。デボネアが早期引退するなか、ジリジリと伸びてきて、重賞戦線の常連となった。まだ老け込んではいない。何とか種牡馬となれる成績を残せないか。

[写真3]マドリードカフェ 【写真:乗峯栄一】

[写真3]はマドリードカフェで、暮れのステイヤーズS週の撮影だ。年明け万葉S三千メートルから中9日の連闘になる。しかしこういう力馬はその方が合うかもしれない。特に先週の雨、今週の雪で下が荒れてくれば、大いに出番はあると考える。

[写真4]ミッキーロケット 【写真:乗峯栄一】

[写真4]はミッキーロケット。菊花賞(5着)週の撮影。菊花賞のわが本命でもあった。音無厩舎の馬らしく、坂路で素晴らしい時計を出している。菊花賞からの距離短縮もいいはずだ。ただ馬場が荒れたときはどうか。心配はそれだけのように思える。

[写真5]レーヴミストラル 【写真:乗峯栄一】

[写真5]はレーヴミストラルで、去年春天皇賞(10着)週の撮影だ。その春天皇賞から長く休養したが、ここに来ての調教は入念だ。3歳時は未勝利から青葉賞まで三連勝した馬。休養明けで一発あってもおかしくない。

[写真6]レッドエルディスト 【写真:乗峯栄一】

[写真6]はレッドエルディスト。菊花賞(9着)の撮影。菊花賞以後の出走となるが、2400は適距離だろう。ただ後ろからの追い込みで勝負するだけに、芝が重いのはマイナスか。

シャケトラは「ひょっとしてディープインパクトか」

 それで予想だが、写真はないのだが、頭はシャケトラで行きたい。明け4歳馬はカフジプリンス、テイエムナナヒカリ、ミッキーロケット、レッドエルディスト、シャケトラと5頭いるが、格からいえばGIを戦ってきたミッキー、カフジ、レッドが3強だろう。シャケトラは暮れの阪神で一千万クラスを勝ったばかりである。しかしその五百万、一千万の勝ち方が凄い。いつでも行けるよという余裕体勢からの差しきりである。「ひょっとしてディープインパクトか」と思わせるものがある。

 脚部不安からデビューが遅れてクラシックとは無縁だったが、古馬戦線に波乱を与える馬であることは間違いない。心配なのは重馬場だけだが、外に出しても余裕で伸びる馬だけに何とかしてしまうのではないか。

 今回も人気を背負うだろうが、次回からはとても手が出ないほど、さらに人気になる。買うなら今回だ。

 単(4)シャケトラに千円。三連単頭(4)固定、ヒモに(8)ミッキーロケット、(7)マドリードカフェ、(9)カフジプリンス、(14)レーヴミストラル、(10)モンドインテロ、(11)ヤマカツライデンの6頭で30点各三百円。総計一万円で勝負。

乗峯栄一の1万円馬券勝負! 2017冬の陣

<今週の1万円勝負(日経新春杯)>
単勝(4)シャケトラ×1,000円
3連単(4)シャケトラ1着軸固定→(8)(7)(9)(14)(10)(11)[30点]×300円=9,000円

<先週の1万円勝負(京都金杯)>
単勝(14)アストラエンブレム×1,000円⇒ハズレ
3連単(14)アストラエンブレム1着軸固定→(4)(6)(15)(11)(18)(1)[30点]×300円=9,000円⇒ハズレ

<前回までの収支>
0円−10,000円=−10,000円

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著者プロフィール

 1955年岡山県生まれ。文筆業。92年「奈良林さんのアドバイス」で「小説新潮」新人賞佳作受賞。98年「なにわ忠臣蔵伝説」で朝日新人文学賞受賞。92年より大阪スポニチで競馬コラム連載中で、そのせいで折あらば栗東トレセンに出向いている。著書に「なにわ忠臣蔵伝説」(朝日出版社)「いつかバラの花咲く馬券を」(アールズ出版)等。ブログ「乗峯栄一のトレセン・リポート」

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