肩甲骨で走る! バストアップの効果も 青山剛の体幹スイッチ・ランニング(7)

青山剛

【Getty Images】

第7回:体幹で走るためのスイッチ・エクササイズ(肩甲骨編)

 これまで「正しく走れるようになる手順=3S」として、まずはストレッチ、そして
スイッチをいくつか紹介してきました。「いかに脚を節約できるか」として、体幹主導のランニングを目指すメソッドです。

 今回はスイッチの最終回として「肩甲骨編」です。

 これまで腹筋編、お尻編のスイッチを紹介してきましたが、走る上での「動力の起点」となる肩甲骨にスイッチを入れていきます。

 肩甲骨の動きが悪いと、結果として脚を多用する走りになってしまいます。

その原因としては、
・肩甲骨周りの柔軟性不足=ストレッチが不足している
・肩甲骨自体の動きが悪い=スイッチが入っていない

となりますので、これまでの肩甲骨周りのストレッチもしっかり行ってください。

肩甲骨の動きが良くなる

(腹筋、お尻などにスイッチが入っていれば)
骨盤の動きが良くなる

脚が骨盤につられて振り出される

(腹筋、お尻などにスイッチが入っていれば)
着地の時に、体幹で衝撃を受け止め、地面からの反発力を前への推進力へ変える

 これが体幹主導で走るメカニズムです。

 その動力の起点が肩甲骨ですから、しっかりスイッチを入れてから走りましょう。

 スタイルの面でも、肩甲骨の動きを良くしてから走れば、男性は逆三角形、女性はバストアップにも繋がりますので、しっかり行いましょう。

 今回の肩甲骨スイッチは2種類を紹介します。

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著者プロフィール

元プロトライアスリート。大学時にプロ活動を開始し、1999年世界選手権日本代表に選出される。その後トライアスリート中西真知子選手のコーチとなり、指導者としての活動をスタート。同選手を2004年アテネ五輪出場に導く。現在は、ランニング、トライアスロン、クロストレーニングのコーチとして競技者から初心者、子供、タレントまで幅広く指導。著書に『ランニング・コアメソッド』『DVDパーフェクトストレッチ100』など多数。(社)日本トライアスロン連合強化チーム・指導者養成委員 元日本オリンピック委員会・強化コーチ

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