肩甲骨が動けば足を節約して走れる! 青山剛の体幹スイッチ・ランニング(3)

青山剛

【Getty Images】

第3回:体幹で走るためのストレッチ(肩甲骨編)

 さて、今回からはこの動画付き連載のメリットを最大限に活かして、「正しく走る=体幹主導で走れる」ためのトレーニングの順番、「3Sメソッド」を紹介していきます。

 これまでの連載でも紹介しましたが、3Sメソッドとは
・ストレッチ
・スイッチ
・ストレングス
です。

ストレッチで体幹が使えるように身体を「伸ばし」、
次に体幹を中心に使いたい筋肉を刺激し、スイッチを「入れて」、
ストレングス=ランニングで体幹を「使う」ということです。

「伸ばす→入れる→使う」この手順でランニングトレーニングを行うことで、どんどん体幹主導で走れるカラダになっていきます。

 3回目の今回は、3Sメソッドの一番目「ストレッチ」を紹介していきます。

「動力の源」となる肩甲骨周り

 今回は前編として、走る上で「動力の源」となる肩甲骨周りのストレッチです。

 動力の源の肩甲骨周りに必要な柔軟性がなければ、それだけ結果として「足を多用して」走ることになってしまいます。

■肩甲骨周りのストレッチ(1)

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著者プロフィール

元プロトライアスリート。大学時にプロ活動を開始し、1999年世界選手権日本代表に選出される。その後トライアスリート中西真知子選手のコーチとなり、指導者としての活動をスタート。同選手を2004年アテネ五輪出場に導く。現在は、ランニング、トライアスロン、クロストレーニングのコーチとして競技者から初心者、子供、タレントまで幅広く指導。著書に『ランニング・コアメソッド』『DVDパーフェクトストレッチ100』など多数。(社)日本トライアスロン連合強化チーム・指導者養成委員 元日本オリンピック委員会・強化コーチ

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