お尻は“アクセル”! 脚ヤセにも効果 青山剛の体幹スイッチ・ランニング(6)
【Getty Images】
第6回:体幹で走るためのスイッチ・エクササイズ(お尻編)
今回のスイッチは、ズバリ「お尻」です!
走る前にお尻のスイッチを入れて、体幹主導で走れるように準備していきましょう。
体幹部後面で一番下にあるお尻には、主に大殿筋と中殿筋があります。
大殿筋は、走る上で「アクセル」と呼んでいて、ここをしっかり使うことで、脚の負担を減らすことができます。
そして、中殿筋は、車で言うと主に「スタビライザー」の役割をしてくれます。分かりやすく言えば「横ぶれ防止機能」で、ここを走る前にしっかり入れておけば、脚でバランスを取るような「無駄アシ」の割合が減りますので、大殿筋同様に、脚の負担を減らすことができます。
私が長年一般ランナーの指導をしてきて「脚が太い」「脚だけが筋肉質」な方は、かなりの割合でお尻を使って走れていない傾向があります。
女性で言うと、せっかく「ヒップアップ」「脚ヤセ」のために走っているのに、そうならない方は、まさにお尻が使えてませんので、しっかりスイッチを入れてから走るようにしましょう。