【WRESTLE-1】河野vs.征矢の一騎打ちは王座戦へ! 2017年最初の大一番を制すのは!?
新春1月8日のシングルマッチが王座戦に決まり、改めて記者会見が行われた王者・河野と挑戦者・征矢 【写真提供:WRESTLE-1】
果たして両選手の現在の心境とはどのようなものなのか!?
以下、選手コメント。
征矢、最強タッグ制覇で実績得る
【写真提供:WRESTLE-1】
「まぁ彼が(全日本プロレスの)最強タッグで優勝したとのことなので。プロレス界では素晴らしい実績だと思うのでチャンピオンシップ、このベルトを賭けてね。本人が実績、実績と言っていたので、これで問題ないと僕は思っています。2017年一発目はこのベルトを賭けて思いっきり戦って勝ちたいと思います」
征矢学
「昨日の最強タッグ、決勝戦で。大森さんと“GET WILD”を再結成しまして優勝することができました。WRESTLE-1の実績ではないですけどプロレス界を通して大きな実績だと思っておりますので。これを実績として私は1月8日の後楽園ホール、2017年の一発目、河野さんと勝負します。以上です」
<以下、質疑応答>
――昨日の千葉大会で河野選手は征矢選手が世界最強タッグリーグを優勝したという事について疑いの言葉を投げかけていましたが、なんらかの方法でその情報を得たのでしょうか?
河野 そうですね。一応帰りに。僕の二つ折りのケータイで調べて。そしたら優勝したっぽい写真、大森さんと映っているのがあったので。一応そうなんだな、と。
――シングルマッチが王座戦に変更になりましたが、改めて征矢選手についてどのように感じていますか?
河野 まぁ彼も実績実績言っていましたけど、もともと過去のチャンピオンで歴代チャンピオンの中にいるのでもうすでに実績はあると思っています。だから手間がなくなってよかったです。少なくとも2回やることはなくなったので。
征矢 ちょっと待ってください。実績って……じゃあ私が挑戦表明した時にすぐに受託してくださいよ。
河野 いやお前が自分で言ったんでしょ? 実績を積んでWRESTLE-1のチャンピオンシップに挑戦したいって。自分でハードル上げて。
征矢 いや言ってないでしょ? 勝手にハードル上げたんでしょ?
河野 いや上げたのお前だよ。自分でずーっと実績実績言ってたんじゃん。俺はお前の実績が足りないなんて言ってるわけじゃないもん。
征矢 そんな事言ったら、じゃあ私は最強タッグ出なくてよかったって事ですか!?
河野 いや勝手に出たのお前だろ?
征矢 いや……これはこれで置いといていいです! とりあえず、実績関係なしに挑戦できたならオッケーって言ってくださいよ! どういうことですか!?
河野 いや実績って言ってたのお前でしょ? 自分で持ってくるって言ったから、じゃあガンバレって。見守ってたよ、俺は。
征矢 ……くそぉ。
征矢、108の煩悩を洗い流し真の王者へ
【写真提供:WRESTLE-1】
征矢 いやでも実績、実績と言っている中で、それとは別でまた最強タッグに出て大森さんと優勝したことに関してはやはり自信というか。今年欠場して復帰したばかりだったので。試合に関しての自信という部分では出る前より出た後の征矢学の方が多少、いや30倍、30ワイルド倍、そのくらいは自身がついたのかなと。ただもう一つ俺に必要なものがあるとすれば108つの煩悩があるこの世の中。もう時期的には108つの煩悩をすべて洗い流したときに真の勝者に私はなるのではないかと思っております。だから108つの欲望とか……そこのあなたいろんな欲がありそうですけど。でも人間の欲があるでしょ? 性欲にしても食欲、睡眠欲、いろんな欲を洗いざらい流してやりたい。そしたら必ず私はもう一度、もう一段上のワイルドにいけるんではないかと思っております。
――108の煩悩っていうのは食欲、睡眠欲などの他に征矢選手の中には何があるのでしょうか?
征矢 ……歩きたくないよ欲、とかもあります。買い物欲とか物欲もあるでしょ? そうでしょ? この世の中皆さん今パソコンいじったりカメラいじったりしてるでしょ。これだって原始時代だったらまったくないものですよ? これはもともとあるもんじゃないんですから。こういう物に皆さん頼りすぎて、ケータイをいじりすぎて情報を得ている。それが当たり前だと思っているでしょ? 原始時代はそんな事当たり前じゃないんですよ。原始時代の生活をしたことあるんですか?
――ないです。
河野 お前もないだろ。
征矢 え? 何ですか? いやいや気持ちは原始時代みたいな生活ですよ。ようするに108の欲があるんです。それを今言ったようなパソコンを使って調べればいいでしょ?
――河野選手は、現在のWRESTLE-1では若手世代との戦いが中心になっている中で征矢選手が挑戦者となることについてはどうお考えですか?
河野 別に特に下ばっかりに限定していたわけじゃないので。このベルトが欲しいという選手がいればその選手とやるのがスジだと思うし。基本的にこのベルトは全選手が目指してWRESTLE-1のリングで戦っていなきゃいけないと思うので、別に連合軍だからとかNEW ERAだからとかは関係なく挑戦表明があれば受けるというスタンスですね。
――ちなみにですが、征矢選手は連合軍なんでしょうか?
河野 この間の王者がみんな集まった会見では保留という形でしたね。どうなんでしょ?
征矢 まぁ我々は連合軍という扱いになってますけど、これは若手が決起をしたのに対してアイツら生意気だと。そういう同じ意思のもと、今連合軍というチームになっていますけど、この間の会見、俺みましたよ。みさせてもらいましたけど、私とNOSAWA論外選手、この2人は明らかにはぐれ連合軍という扱いではないかと。我々2人だけはぐれた感じになっていませんでしたか? 見ました?
河野 いや見たというか居たよ、俺。俺がみんなに聞いたんだもん、「征矢はどうします?」って。そしたらみんなハッキリ言わないし、最終的にはチームメイトの葛西さんが、「いやぁ〜、なんでアイツ横にいたんだろ?」って言ったんだよ。
征矢 ……本当ですか?
河野 本当だよ。葛西さんが言ってたよ。
征矢 人がいないところで言いたい放題言いやがって。純ちゃんのヤロー。もういいですよ! 征矢学、NOSAWA論外ははぐれ連合軍としてやっていきますから! このベルトを賭けてやってやりますよ! はぐれ連合軍として!
――河野選手はベルトを獲ってから武藤敬司選手の名前を出し続けていますが、やはりこの試合を突破したらというお考えですか?
河野 いや本当はイケメンを突破したらって話だったんですけど、ちょっと武藤敬司の目線が全然ベルトに向かないんで。マスターズの方に向いちゃってるんで。まだこのベルトに魅力が足りないようなのでこのベルトに目線が行くように防衛戦頑張りますよ。で、やっぱり武藤敬司、やらないといけないと思っています。
――河野選手は征矢選手に戦績では分が悪いという事実がありますが、苦手意識という物はあるのでしょうか?
河野 そうですね…まぁ去年も12月に僕挑戦して負けているんで。得意ではないですね。レスラーとしても、人としても苦手なタイプです。
――具体的にここが苦手、みたいなものはありますか?
河野 全部。
征矢 ちょっと待て。質問がおかしいだろ。聞き方がおかしいだろ! どこが苦手とか、苦手前提で聞くんじゃないよ! そうじゃないですか!? あなた失格ですよ! いい加減にしろコノヤロー。
征矢学の全日本プロレス・世界最強タッグリーグ全勝優勝という実績がWRESTLE-1王者である河野真幸の首を縦に振らせた。確かに王者である河野から実績を要求したことはなく、よくよく考えると征矢が一人で勝手に実績作りに奔走し、空回りしていたようにも思える。だがそこはこのワイルドな男。全勝優勝というこの上ない実績を引っ提げてきたのだ。これは王者としても申し分ないはず。そもそも河野は征矢が王者時代に挑戦し敗れており、リベンジの機会はうかがっていたはず。それが最高の機会で訪れた。実績・実力ともに拮抗した2017年のWRESTLE-1を占う一戦、見逃せない。
1月8日(日)東京・後楽園ホール 開場11:00 開始12:00
<WRESTLE-1チャンピオンシップ 60分1本勝負>
【第10代王者】河野真幸
【挑戦者】征矢学
※第10代王者・河野真幸、2度目の防衛戦
<WRESTLE-1タッグチャンピオンシップ 60分1本勝負>
【第7代王者組】カズ・ハヤシ、鈴木鼓太郎
【挑戦者組】稲葉大樹、児玉裕輔
※※第7代王者組カズ・ハヤシ&鈴木鼓太郎組、3度目の防衛戦
<WRESTLE-1クルーザーディビジョンチャンピオンシップ 60分1本勝負>
【第6第王者】MAZADA
【挑戦者】アンディ・ウー
※第6第王者・MAZADA、初防衛戦
- 前へ
- 1
- 次へ
1/1ページ