【新日本プロレス】注目の内藤のパートナー「X」はルーシュ 本家ロス・インゴベルナブレスと電撃合体

高木裕美

天コジがIWGPタッグ王者組を撃破

開幕戦でIWGPタッグ王者組を撃破した天コジ 【写真:SHUHEI YOKOTA】

 セミファイナルでは、天山広吉&小島聡の天コジが、現IWGPタッグ王者であるタマ・トンガ、タンガ・ロア組に勝利。兄弟の絆に勝る友情を証明した。
 長年の歴史と客席の大声援を背負った天コジは、トンガの「しーっ」&モンゴリアンチョップで挑発を受けるも、天山が即座に怒りの倍返し。

【写真:SHUHEI YOKOTA】

 王者組の必殺技ゲリラ・オブ・ウォーを阻止し、トンガに合体の天コジカッターを見舞うと、孤立したタンガを小島がコジコジカッター、ラリアットで粉砕。08年の「G1 TAG LEAGUE」以来、8年ぶりの優勝に向け、白星発進をした。

WLWからの刺客が裕二郎組を粉砕

WLWからの刺客がバレットクラブを粉砕 【写真:SHUHEI YOKOTA】

 ハーリー・レイスが設立したワールド・リーグ・レスリング(WLW)からの刺客であるリーランド・レイス&ブライアン・ブレイカー組は、高橋裕二郎&ハングマン・ペイジ組と対戦。“壊し屋”の異名を取るブレイカーが、串刺し式プレス、オクラホマスタンピードなどの荒々しいファイトを見せつけ、最後は合体技のサンダーガンで裕二郎から3カウントを奪い取った。

ROH名物タッグ ウォー・マシンが衝撃デビュー

ROHの名物タッグ、ウォー・マシンが衝撃デビュー 【写真:SHUHEI YOKOTA】

 ROHが誇る名物タッグチーム、ウォー・マシンのレイモンド・ロウ&ハンソン組は、中西学&ヘナーレ組に完勝。135キロの巨体を誇るハンソンが開始早々、豪快なトペ・スイシーダで度肝を抜くと、ロウも筋肉コンビを2人まとめて担ぎ上げるなど、パワーファイトを展開。最後は合体技で勝負を決めた。

CHAOSコンビが死角なしをアピール

オカダ&YOSHI−HASHIが死角なしをアピール 【写真:SHUHEI YOKOTA】

 1.4東京ドーム大会でのIWGPヘビー級王座戦に向けて待ったなしのオカダ・カズチカとケニー・オメガは、8人タッグで対戦。11.5大阪での前哨戦では、オカダから片翼の天使でピンフォール勝ちを収めたオメガだが、この日は切り返されて不発。オカダはレインメーカーはかわされるも、直後にドロップキックを突き刺すと、パートナーのYOSHI−HASHIがチェーズ・オーエンズをカルマで仕留め、死角なしをアピールした。

因縁の柴田とEVILがバチバチファイト

10日間で2度NEVER無差別級王座を争った柴田とEVILはバチバチファイト 【写真:SHUHEI YOKOTA】

 11.5大阪、11.15シンガポールと、わずか10日間で2度NEVER無差別級王座を争った柴田勝頼とEVILも6人タッグで激突。WORLD TAG LEAGUEでは永田裕志との超世代タッグを結成するなど、常に攻め続ける柴田は、LIJの奇襲攻撃を受けると、そのまま場外で乱闘。5分過ぎには、EVILのバックドロップにジャーマンスープレックス、武者返しで反撃し、現王者としての意地を見せつけた。

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著者プロフィール

静岡県沼津市出身。埼玉大学教養学部卒業後、新聞社に勤務し、プロレス&格闘技を担当。退社後、フリーライターとなる。スポーツナビではメジャーからインディー、デスマッチからお笑いまで幅広くプロレス団体を取材し、 年間で約100大会を観戦している 。最も深く影響を受けたのは、 1990年代の全日本プロレスの四天王プロレス。

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