ディープ牡駒クリアザトラックに★7つ! 名牝トゥザヴィクトリーの孫にも高評価

競馬専門紙「優馬」

祖母は名牝トゥザヴィクトリー 素質光るダノンディスタンス

ゴール前3頭の争いを制したのは真ん中のダノンディスタンス(黄帽)(撮影:日刊ゲンダイ) 【(C)競馬専門紙「優馬」】

11/6(日) 京都5R 2歳新馬 芝2000m
ダノンディスタンス 牡 馬体重:526kg
★★★★★ 5点〔1600万クラス〕
騎手:和田 厩舎:(栗) 佐々木晶
生産:ノーザンファーム
馬主:ダノックス
父:ルーラーシップ
母:アゲヒバリ(クロフネ)

スタートは無難に出たが、無理せず中団外目に構える。2着馬のヒシマサルが進出を開始すると、それをマークするように4番手の外へ。少しエンジンのかかりが遅い印象もあったが、直線でGOサインが出ると力強く脚を伸ばして3頭の真ん中を突き抜けた。

■馬体診断
520キロ台と大型なのは父母譲りではあるが、パドックで見たところ、まだ太目残り。ただ、脚捌き自体にはそれほど重さも感じられず、首の使い方も理想的だった。馬格の割りにストライドはそれほど大きいわけでもなく、加速力もある。2000m〜2400m辺りが向いているタイプで、中々の好素材。

■血統診断
祖母は名牝トゥザヴィクトリーだが、一族には体質面に不安のある馬も多く、本馬の母もその様子。それでもトゥザグローリー、トゥザワールドといった重賞勝ち馬が出ているようにポテンシャルは高い。本馬の兄メドウラークは芝2000m〜2400mで活躍しOP入り、父が同じキングマンボ系となる兄ダノンアローダは勝ち上がりこそダートだったが、芝の中長距離でも実績を残している。本馬の距離適性もそれ位になるだろう。

馬券の狙い目→芝2000m〜2400mの500万〜OP特別が狙い目。ただ、完成をみるのは古馬になってからか。

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