ディープ牡駒クリアザトラックに★7つ! 名牝トゥザヴィクトリーの孫にも高評価
競馬専門紙「優馬」の2歳馬チェック
一家は父ディープの活躍馬多数 クリアザトラック
番手追走から抜け出しでデビュー戦を制したクリアザトラック(撮影:日刊ゲンダイ) 【(C)競馬専門紙「優馬」】
クリアザトラック 牡 馬体重:448kg
★★★★★★★ 7点〔GIIIクラス〕
騎手:M.デムーロ 厩舎:(栗) 角居
生産: ノーザンファーム
馬主: 金子真人ホールディングス
父:ディープインパクト
母:クロウキャニオン(フレンチデピュティ)
序盤は抑え切れないくらいの手応えで2番手を追走していたが、3〜4角辺りでは力みも抜けたような走りに。直線に向き、逃げ馬を一瞬で交わしてあとは独走。まだまだ京都の芝も時計の出る方ではあるが、ラスト2Fを11秒0−11秒1は速い。この血統らしい切れ味があって今後が楽しみな逸材。
■馬体診断
全兄達と比べると全体のサイズは小柄。とはいえ、トモのボリュームは十分で力強い踏み込みとバネを感じさせる脚捌きは流石のモノ。胴がややつまり気味で、走りもどちらかと言えばピッチ走法に近く、距離はマイルがベストだろう。道悪もさほど問題なさそう。
■血統診断
一番上の兄を除けば、本馬の弟も含めて8頭続けてディープインパクトが父という一家。母は交流GIII3着はあるものの500万止まり、祖母は重賞2勝の実績馬。この血統の特徴は弥生賞を勝ったカミノタサハラを筆頭に、早い時期から活躍できることに尽きる。ただ、距離適性は2000mまでといった印象もまた否めない。
馬券の狙い目→好位に付けられる先行力と外回り向きの決め手がある。シンザン記念やアーリントンCといった関西圏のマイル重賞向き。