3150×LUSHBOMU vol.3

12/21 12:30 ツインメッセ静岡

第1試合/IBF世界スーパーフライ級王座決定戦12回戦

判定

 1Rの開始からガルシアが前に出て左フック、右ストレートを振るう。カリストはその前進をいなして右ストレートを合わせに行く。ガルシアの圧力&パンチが目立つが、カリストもクリーンヒットはさせない。

 2Rもガルシアはやはり前進。さばこうとするカリストだが、ガルシアは圧力を緩めず接近戦に持ち込む。ブレークが掛かり距離が空くと、カリストはガルシアの前進にジャブ・ストレートを合わせる。しかしガルシアも左右フックを強振する。

 3R、ガルシアは戦法を変えず距離をつぶしていく。接近戦でもカリストとを押して下がらせ、左・右とフックをヒット。だがカリストもその内側を抜き、左右ストレートでとらえる。

 4R、前に来るガルシアをカリストは横にステップして圧力を避ける。だが距離が空くと、ガルシアはオーバーハンドを振るって間合いをつぶす。カリストにロープを背負わせ、ガルシアは顔とボディに左右フックを集める。

 5R、前に前に来るガルシアに、カリストは下がりながらの対応を余儀なくされる。ジャブを突くカリストだが、ガルシアは止まらず右・左とボディフック。左右に回るカリストだが、ガルシアは前に出て距離を詰めロープを背負わせる。

 6R、カリストは右ボディフック、右フックと入れるが、ガルシアのボディ打ちに体をやや「く」の字にする。体の折れたカリストをガルシアはロープまで押し込む。フック・アッパーでカウンターするカリストだが、ガルシアは前進して直撃させない。だが、さらに来たガルシアの内側を抜きカリストが右ストレートをクリーンヒットする。ガルシアはややよろめく。

 7R、前ラウンド終了直前に食った1発の影響かガルシアはやや圧力が落ちる。カリストは左ボディフック、右ストレートと当てていく。前に出るガルシアだが、カリストに距離を作られる。

 8R、ロープに詰めてくるガルシアに対し、カリストはサイドに出て左右のショートフック。しかし前に出るガルシアの頭部がバッティングとなってしまい、カリストに生じたカットをドクターがチェックする。再開。
 ガルシアはこのインターバルで圧力を戻してまたカリストを追う。

 9R、依然として前へ来るガルシアに、カリストも前に出て応戦。接近戦ではガルシアが押すが、距離が空くとカリストがストレートのカウンター、リターンを放つ。

 10R、カリストも前進を増し接近戦に応じる。大きく振るう左右のフックで接近戦は優位に立つガルシアだが、ブレークの後で距離ができるとカリストが右ストレートを当てる。だが前に出る動きでガルシアはカリストのカウンターをつぶす。

 11R、ガルシアはジャブ・ストレートでカリストを下がらせカウンターを出させない。そこから接近戦に持ち込みフックとストレート。カリストもアッパーとボディ打ちで応戦するが、ガルシアの圧力に間合いを詰められ好打できない。

 12R、ガルシアはサウスポーへのスイッチも入れながら前進。カリストがストレート、アッパーで阻もうとしてもガルシアは止まらない。左フックと右ストレートの強振から近距離に持ち込み、カリストのカウンターを封じる。

 判定は118-110(ガルシア)、116-112(カリスト)、114-114の三者三様でドロー。新王者誕生とはならなかった。

第2試合/60.8契約4回戦

1R・KO

 1R、両者オーソドックスでジャブを差し合うが秋山のワンツーがとらえ、月田は腰から崩れダウンを喫する。

 立ち上がった月田は倒し返さんと向かうが、秋山がジャブを伸ばして止める。月田はガードを下げて挑発を見せ打ち合いに呼び込むが、秋山が右ストレートから返した左フックで打ち抜き2度目のダウンを奪い、レフェリーが試合を止めた(1R2分22秒)。

 勝利した秋山は「試合が怖くて、プレッシャーで負けるんじゃないかと思いましたが、練習頑張れたし月田くんに感謝です。実力が拮抗していて判定になるかと思ったけど、狙ってないラッキーパンチが当たって、今後もLUSHに呼ばれたいので頑張ります。今後もご期待ください。来年はB級で2勝してA級でランカーになって有名になります。チャンピオンになる人間なので、僕と一緒に夢をみましょう。名古屋大橋ジムまで電話を下さい」とアピールしてリングを後にした。

第3試合/スーパーライト級6回戦

判定

1R、宮川はサウスポーから右ジャブを伸ばす。ティティコンはいきなりの右強打で脅かす。ティティコンが変則のため宮川は慎重に対峙し、右ジャブからボディストレートを伸ばす。

2R、ティティコンは圧力を増し距離を詰める。しかし宮川は距離を空け、踏み込み際に右フックとストレートをカウンターで狙う。ティティコンがワイルドに右フックを振るうため、やり辛そうにする宮川。

3R、宮川はジャブで上手く空間を作り、ティティコンを近寄らせない。ティティコンが右を強振してきても見切ってかわす。

4R、宮川はやはりジャブでティティコンを遠い距離に保ち、強打が来ても当てさせない。ペースを掌握し、ラウンド後半は宮川がパンチをまとめる。しかしティティコンはこれをガードしてこらえる。

5R、宮川は連打からボディに繋げる。ティティコンは距離を詰めて来るが、宮川は接近戦に応じてボディ打ち。だがティティコンは体を預け宮川をロープまで押す。

6R、ティティコンは被弾を避けるためか前に出て距離を詰めてくる。宮川はクリンチで絡みつかれてしまい、連打を出そうとするも食い止められる。

判定59-55、59-55、60-54の3-0で宮川。A級昇格を決める勝利を得た。


宮川のマイク
「こんな内容じゃ壁にぶち当たるので、反省してまた練習します。相手が突っ込んでくるのが分かってるのに変えることができませんでした。
 宮川竜成、注目して頂ければと思いますのでよろしくお願いします。今年は怪我からの復帰で、この内容じゃダメですけど復活できたんじゃないですかね。(来年は)まずはランキングを取っていければと思います」

第4試合/フェザー級8回戦

試合中

 1R、歩を進めるオグデンに中川はサウスポーに構え距離を作ってジャブ。だがオグデンも右をロング、ショートとストレートで飛ばす。中川も左ストレートを振り返す。

 2R、ジャブ&サークリングで距離を取る中川だが、オグデンはストレートをボディに伸ばし圧力を掛けてくる。中川は入り際に左ストレートを狙い、そこから右フックを繋げる。

 3R、オグデンは接近と圧力を増す。しかし中川は距離を空け右フック、左ストレート。オグデンは右ストレートを上下に打ち分ける。偶然のバッティングによりオグデンは左目の下をカット。確認後に再開すると、中川は左ストレートでとらえて終える。

 4R、中川は踏み込んで左ストレートを振るうが、今度はオグデンの頭部が偶発性のバッティングに。出血した中川だが、チェックの後で再開となる。出血が目立ってくる中川だが、左ストレートを決めてラウンドを終える。

第5試合/53.0kg契約8回戦

第6試合/フェザー級8回戦

第7試合/53.2kg契約8回戦

健文トーレス負傷で中止

第8試合/ヘビー級8回戦

第9試合/スーパーフライ級8回戦

編集部ピックアップ

コラムランキング