姉を超える差し一撃! ヴィブロス戴冠 冴えた福永の手綱「思い描いた競馬」

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オーナーは“大魔神”佐々木主浩氏

福永祐一騎乗の3番人気ヴィブロスが秋華賞V! 姉ヴィルシーナの悔しさを晴らす勝利となった 【スポーツナビ】

 JRA3歳牝馬三冠レース最後の一冠、第21回秋華賞が16日、京都競馬場2000メートル芝で行われ、福永祐一騎乗の3番人気ヴィブロス(牝3=栗東・友道厩舎、父ディープインパクト)が優勝。中団待機から上がり3F33秒4の脚でまとめて差し切り、GI初制覇を飾った。良馬場の勝ちタイムは1分58秒6。

 ヴィブロスは今回の勝利でJRA通算7戦3勝、重賞初勝利。騎乗した福永、同馬を管理する友道康夫調教師ともに秋華賞初勝利となった。なお、オーナーはMLBシアトルマリナーズなどでクローザーとして活躍し、“大魔神”の異名をとった佐々木主浩氏。

オーナーはあの“大魔神”佐々木主浩氏(中)だ 【スポーツナビ】

 2着には半馬身差で川田将雅騎乗の4番人気パールコード(牝3=栗東・中内田厩舎)、さらに半馬身差の3着に四位洋文騎乗の8番人気カイザーバル(牝3=栗東・角居厩舎)が入線。1番人気の支持を集めていた戸崎圭太騎乗のビッシュ(牝3=美浦・鹿戸雄厩舎)は直線伸びず10着に敗れた。

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姉ヴィルシーナは秋華賞含め三冠すべて2着

 ヴィブロスを語る上で、姉ヴィルシーナの存在を抜きにはできない。2013年&14年のGIヴィクトリアマイルを連覇した名牝。その成績は立派のひと言に尽きるのだが、3歳時の三冠レースはすべてジェンティルドンナの後塵を拝しての2着だった。姉が味わった悔しさを晴らす妹ヴィブロスの差し一撃。姉も同様に育て上げた友道調教師が感慨深い表情で語った。

「いやあ、本当に嬉しいですね。お姉さんのヴィルシーナは4年前ですか、あの時も勝ったと思ったんですが(秋華賞ハナ差2着)、悔しい思いをしました。そのリベンジができましたね。ヴィルシーナは一冠も取れなかったので、妹で何とか勝ちたいと思っていたんです」

ヴィルシーナの悔しさを知る厩舎スタッフとがっちり握手 【スポーツナビ】

 先行策からの粘り腰が持ち味だったヴィルシーナと正反対に、このヴィブロスは強烈な差し脚が最大の武器。姉妹で脚質がこれだけ違う理由を「ヴィブロスは生まれた直後から歩様も体もヴィルシーナより柔らかかった。だから、脚をタメれば最後は弾けてくれるんじゃないかと思ったんです」と友道調教師が振り返った。ヴィブロス自身もデビュー当初は姉同様に先行スタイルだったが、3月のGIIIフラワーカップ12着後に春シーズンを全休に充て、復帰後の7月中京から本格的に差す競馬へとチェンジ。思惑通り道中タメて最後に末脚を爆発させるスタイルはヴィブロスにマッチし、また馬体の成長も後押ししたことで、“走る血”がここで一気に開花したのだ。

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