Bリーグ開幕を祝うホーレス・グラント 日本へ伝えたいNBAでの成功例
4つのNBA優勝リングを持つホーレス・グラントに話を聞いた 【スポーツナビ】
そんな記念すべきBリーグ開幕を直前に控えた21日、4度のNBA優勝の経歴を持つホーレス・グラントが来日した。シカゴ・ブルズのアンバサダーも務める彼に、これから幕を開けるBリーグについて、また日本人選手へのメッセージを語ってもらった。
現役選手で対戦してみたいのはステファン・カリー
ホーレス・グラントが現役で対戦してみたいと語ったステファン・カリー 【Getty Images】
チームのCOOであるマイケル・ラインズドルフのアドバイザーとして、地元の子供たちやスポンサーとの交流だけでなく、現役選手に自分の話をしたり、放送の解説をしたりと幅広く活動している。今はカリフォルニアに住んでいるので、ひと月の中で2週間ほどシカゴに滞在して、そういった活動をしているよ。
――現役時代一番大事にしていたことは何ですか?
選手として大切なことはたくさんあるが、1つ挙げるなら、常に最高のチームメートであることだ。仲間が落ち込んでいたり、不調だった時に「まだ多くの試合が残っているから気持ちを切り替えよう」と励ましたりしていたよ。
――引退して約12年の月日が経ちましたが、バスケに対する考え方に変化はありましたか?
引退してもNBAのファンであることは変わらない。全試合がテレビで見られるサービスに加入していて、特に自分がかつて在籍したブルズや(ロサンゼルス・)レイカーズといったチームの試合を観戦している。
もし今のNBAに注文をつけるとすれば、もっとフィジカルな試合が見たい。とはいえ、レブロン・ジェームス、ステファン・カリー、ラッセル・ウェストブルック、カーメロ・アンソニーなどのスターによって支えられている現在のNBAは、とても良い状態だと思う。
――もし対戦できるとしたら、現役で対戦したい選手は誰ですか?
20歳若かったらステファン・カリーと対戦したいね。昔で言うと、マーク・プライスが似ているタイプで、スクリーンをうまく使いながら、とにかく走り回ってシュートチャンスを作り出していた。カリーもそんな選手だと思うよ。意外かもしれないが、カリーを追い掛け回してみたいね(笑)。